毎日ノロウイルス関係のニュースが飛び込んでくる季節になりました。
やっぱり抵抗力の弱い子供ばかりに感染するようです。
ノロウイルスのニュースは数百人単位で集団感染するから
凄くインパクトがありますよね。
加えてインフルエンザ。
夏の方が湿気があって病原菌が繁殖しがちですが、
近年の冬は厳しいようです。
ノロウイルスって昔からこんなにひどかったっけ?
そこで自衛の為、色々と調べていたらこんな噂があったんです。
普段からヨーグルトなどで乳酸菌をとっている人は
ノロウイルスへの耐性がある(かも)
普段から乳酸菌をとっていると
ノロウイルスにかかっても症状が軽くて済む
・・・・!
凄いですね。本当でしょうか?
研究データとネットの反応
意外な事に、大学や研究所の発表があってそれが
噂になっているようです。
ヨーグルトを食べていたらノロにならなかった
↓
研究しよう、という流れではないようです。
たとえば、順天堂大大学院医学研究科プロバイオティクス研究講座を
中心とするグループはヤクルトで知られている乳酸菌
「L.カゼイ・シロタ株」(LcS)入り飲料を飲んだグループと
飲んでいないグループで実験し、
ノロウイルス発生時の発熱日数を比べています。
その結果は乳酸菌を摂取していたグループは
そうでなかったグループの半分の日数で熱がおさまったとの事。

凄いですね。症状が出ている間は
1時間だって早く収まって欲しい気持ちでいっぱい。
辛い期間が半分になるのですから
飲んでおいた方がいい、と素直に思ってしまいます。
しかし、これまでも体にいいとされる食べ物が沢山登場してきました。
納豆とかバナナとかキムチとか、わかめとか、梅干しとか・・・・・。
今回の乳酸菌ageもその新たなパターンにすぎないのでしょうか?
思った通り、ネットの反応は・・・
やっぱり信じていませんでした^^
しかし、割合的には全く信じない人は少数で
症状軽減には役に立つ、と考える人が多数。
また、ニュースを受けた中国人の買占めなどを連想する人も多かったです。
原発の時は塩を買い占めていましたね。
破産する人もいましたし。
さて、これらを受けて賢い消費者はどうすればいいのでしょうか?
報道を信じて乳酸菌を取るよう心掛けるか、気にしないのか?
・・・・しかし、選択肢は2つに1つではありません。
ノロウイルスに感染しないという点が一番重要です。
ノロウイルスについて調べると
2枚貝などが主な感染源という記述がみつかりますが、既に時代遅れ。
スーパーで買った貝から感染なんてレアなケースになりました。
今は人から人へ感染する割合がほとんどです。
前回の小学校でのノロ感染も、感染源は給食のパンで、
女子トイレのドアノブやスリッパからノロウイルスが検出されました。
その後の報道で製造元の工場にはノロの保菌者が2人いた事も
わかっています。
とにかく衛生に気を付けるしかありません。
いくら感染に対する抵抗力があがるといっても限度はありますし、
個人差も大きいです。
何かを取り入れたら万事OKという考えをすると余分な出費がかさんだり、
かえって無頓着になって感染しかねないので注意です。
「乳酸菌でノロ対策」は気休め程度にとどめておくのが良さそうです。
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