私の男、映画のあらすじと結末!感想とネタバレあり

公開初日の朝一番で見てきました!もうネタバレ全開で感想を語り倒します!

まず、結論からいうと、ハッキリ言って禁断のラブロマンスどころかキモい!!

超キモい。

二階堂ふみさん演じる花がメンヘラ全開で、絶対にお近づきになりたくなく無い女性として描かれています。

もらったイヤリングを飴玉みたいにしゃぶっていたり、淳悟(浅野忠信さん)になら殺されてもいいとか言ったり、人の家にお呼ばれしているのにそこで淳悟の指をしゃぶったり・・・これは地雷だ!

hana
※いくら美人でもこの子はダメだ!

こういうのを無理やり成熟させられた危険な魅力・・・とか言って持てはやす人がいるみたいですけど、モダンには世の中に沢山いるメンヘラ女の一人にしか見えませんでした。

こんな危険信号が全開で点灯するような女を演じる二階堂さんの演技力はハンパないです

そしてみんな注目の濡れ場は2度あるんですが、いずれも映画の前半に固まっています。

特に2度目の近親相○のシーンへの入り方が自然にエロくて凄いんですが、途中で心象シーンになって血が降って来る演出はいかがなものか?

直前までは興奮しましたが、正直あそこは萎えました。だって演出が陳腐じゃない?

そして、浅野さん演じる淳悟もボンクラっぷりが凄くて、よく見ると行動原理を花に支配されているんです。

浅野さんのボンクラ演技は素晴らしく、イケメンだったらだらしなくてもいいやとか、あの人は孤独なの・・・みたいに女性の保護欲を喚起するところがあります。

お好きな人には堪らないのかもしれません(笑)

jungo

あらすじ・ネタバレ

いきますよ~全開です。


北海道南西沖地震による津波で家族を失った花、当時9歳。

この避難所が20分くらいがっちり描写されるのですが、石巻にボランティアに行ったモダンからしても、「ああこういうのあったなあ」とうなづくところが多く、臨場感が凄いです。

遺体安置所とか、壁一杯に張られたメッセージとか。

震災以後のパニック描写は明らかに生々しくなりましたよね。

二階堂さんの濡れ場を期待して見に行くといきなり気分を突き落とされますよ!

そして締めは津波から逃げるシーンのフラッシュバック!

花はお父さんに背負われて津波から逃げているんですが、このお父さんが必死に走っているんです。

でもそこへ黒いなにかが迫ってきて、不吉な音がががが・・・・暗転。

そりゃ、子供どころか大人だって悪夢にうなされますよ。

この避難所で花は淳悟に引き取られるんです。


淳悟の元彼の小町(河井青葉さん)登場。濡れ場です。

でも、淳悟がシャワーに入っている時にコートのポケットを探るとプレゼントのイヤリングを発見します。

自分へのプレゼントでないから、これは一体誰に渡すのか?


成長した花(ここから二階堂さん登場)、小町との絡みがあるんですが、ここでいろんな描写があって、小町は花と淳悟が親子関係ではなく男女の関係だと感づきます。

この辺りが、爛れていてモダン的には見るに耐えません。

二階堂さんも浅野さんも凄い演技力です。


花と淳悟の濡れ場。

朝食中にむらむら来て手を出すとか、その気になっちゃうとか・・・・・。

ここを花を心配している大塩さんに目撃されてしまいます。

カーテンを閉めずにサカってたからです(笑)

そして、そのまま何食わぬ顔をして登校する花。


大塩老人がこのままの関係は花にとって良くないと決意し、純悟と花を引き離すべく、遠くの親戚に花を預けるよう段取りします。

それを花に告げるのですが、ここからが人生転落の開始です。

話なんか聞きたくない、と沖に向かって流氷の上を渡っていく花。待ってくれとよたよた追いかけていく大塩老人。

ついに先が無くなって花は大塩老人の話を聞いて向き合わざるを得なくなります。

しかし、いくら大塩老人がその関係はよくない、といっても花は聞きません。

挙句にカンシャクを爆発させ、塩老人が乗った流氷を蹴り崩して沖へ追いやります。

極寒の中、小さな流氷に乗って沖へと流されていく大塩老人。

「花ちゃーん!助けてくれーーー!」
「泳げばいい!私のように!!」

ここね、ムゴ過ぎ!

もうね、目を覆いたくようなひどい仕打ち。

その後捜索隊によって流氷の上でコチコチンになって凍死した大塩老人が発見されます。


葬儀やらその他はちょっと省きますが、北海道から東京へ逃げた二人。

たぶん川崎のコンビナートの辺りだと思いますが、一軒屋を借りて二人は爛れた暮らしを続けています。

花は高校生、淳悟はタクシー運転手。

しかし、北海道から一人の男がやってきます。

名前はなんといったっけ?

問題は大塩老人の遺体のそばに花のメガネが落ちていたこと。その眼鏡を淳悟に見せて、迫ります。

大塩さんを殺したのは花だ!

しかし、淳悟は逆にその男を包丁で刺してしまいます。

そして花が帰宅。

晴れて淳悟も花も殺人の共犯者になりました。

※うろ覚えなんですが、たしか原作だと最後にこの遺体が発見されて淳悟が姿を消すのですが、映画ではちょっと違います。


東京で派遣の受付嬢になった花。

合コンみたいな大人の人間関係に参加するようになりますが、ハッキリ言って浮いています。

バーで二人きりになって話しをしてもなんだか自分語りみたいで、違和感が凄い。

そして、酔いつぶれてタクシーで自宅へ送ってもらうのですが、家には淳悟も同居しています。

この家がまた、ごみ屋敷なんです。

ちょっといいかも、と思って一緒にバーに行った女がごみ屋敷に父親と二人きりで住んでいる。

うん、きっついです。

しか淳悟は花を送ってきた男を家にあげます。

そして淳悟が酔いつぶれた花のコンタクトをはずしてあげたり世話を焼くシーンがどうみても男と女にしか見えません。

さらには送ってきた男に「上半身裸になれ」と言ったり、服を剥いた挙句指をなめたり
臭いをかいだりします。

そして「お前には無理だ」・・・と一言。男はドン引きして立ち去ります。

この辺りの純悟の内在的な論理は小説なら描写されるのですが、どんな凄い演技でも、
映画だとはっきりいってごみ屋敷の狂人にしか見えません。

純悟や花にとっての家族とは血統であり、臭いが同じであるということが家族の資格だと考えているからです。

ちょっと良く考えたら分かるくらい破綻した論理でまさに二人が彼岸の住人となっていることが良く分かります。

だって、家族って他人と関係を結んで出来上がるんだし、同じ血がつながっているから家族とかいってもそんなのは先細りです。

この映画は家族という概念自体を掴み損ねた男が欠陥家族を再生産する話なんです。

⑧ラスト

どこかの誰かと婚約した花。

高級レストランで婚約者と淳悟を引き合わせるのですが、漢に向かってやっぱりは一言。

「お前には無理だ」

そしてラストは花と淳悟だけのレストランのテーブルがアップ!

いつの間にやら同席していた婚約者は消えて二人だけの世界へ。

テーブルの下で花の脚が純悟の脚をなで上げるシーンでおしまい。

最後に感想

前回の記事では映画本編というより作者の経歴に注目して記事を書きました。

そして今回はここまで映画視聴後のテンションのまま書いてましたが、

もう、1回でお腹一杯。

売れない女優を脱がして話題を集めようという低い志の映画ではありませんが、濡れ場を除外しても二度と見たくない映画のひとつです。

若年層の多いニコニコ動画でも紹介されていましたが、これは毒です。

しかし、同時に男にとっては地雷女を避ける良い教科書ともいえます。

この映画を見て花や淳悟の振る舞いに違和感を感じることが出来ない人は将来、業の深い恋愛をするハメになるかもしれません。

そして映画版で改変されたラスト。

これは熊切監督の作品に対するメッセージだと思いますが、

結局のところ花が淳悟との関係で主導権を握っていたということでしょう。

人の目につかないところで誘惑していたのです。

追記

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