いやったぁぁぁぁ!オーバーロードがアニメされます!
書店で手に取ったとき、帯を見て超興奮してしまいました。
今、一番モダンが気に入っているノベルは、
このオーバーロードのシリーズです。
最新刊である7巻はサブタイトル「大墳墓の侵入者」ということで、
ウェブの侵入者編がベースになっています。
もう、ミスリードをさそったり、ハラハラするような描写を入れて、
ウェブ読者を飽きさせないサービス精神に感動です。
さて、ここからネタバレ全開で感想を!
あらすじのネタバレと感想
まず、本編の時系列はこんな感じ。
アインズが王都で働いたセバス、ソリュシャン、
エントマに褒美をあげるシーンから。
ここで、デミウルゴスに今後のナザリックの方針を語らせます。
どうやら、王都から無差別につれてきたものたちの中で、
「無垢なる者」は(慈悲深い)ペストーニャとニグレドがかばった様子。
実際、後のアルベドがアインズとの会話でペストーニャは謹慎中と、
言及しています。
イントロがここまで!
ここから、ストーリーラインと別に客観的な時系列順で並べるとこんな感じ。
アインズとナーベラルがモモンとナーベとして、帝国のフールーダに面会。
指輪をはずして魔力を見せつける。
完全に心奪われたフールーダがウェブの通り忠誠を誓い、
ナザリックに生贄を運ぶことに。
ワーカー達の描写。
アルシェはやっぱり没落貴族の娘で放蕩パパやママ、二人の妹へ
高額の仕送りをしています。
フォーサイト、ヘビーマッシャー、天部はウェブ通り。
そして、フールーダではないか、と思われていたグリーンリーフは
只のおじいちゃん槍使いでした。
フルネームはパルパトラ・グリーンリーフ・オグリオン。
全員描写がしっかりしていて、これからみんな死ぬんだな、と思うと
もったいない気がするくらいですね。
高額の依頼につられて、ナザリック探索を請け負うワーカー達。
ナザリックの側にベースキャンプを構えてアタックします。
そのベースを守るために、モモンとナーベが雇われます。
契約ではモモンとナーベは墳墓の敷地に立ち入らない事になっています。
グリーンリーフがモモンと手合わせをするのですが、
モモンの強さが際立ちます。
最初は噂ばかり大きくなって、とモモンを過小評価していた
ワーカー達ですが評価を上方修正します。
ここで、モモンがワーカー達に、遺跡を探索する理由を聞きます。
すると、彼らは色々事情があった上でのことですが、
「そりゃ、金ですよ」と答えてしまいます。
するとモモンは「つまらないことを聞いた」と、
読者には意味がわかる回答をします。
フラグですね!ドキドキです。
そして、大墳墓へアタックするワーカー達。
アインズはベースキャンプを守るモモンの役をパンドラズアクターに任せて、
ナザリックへ帰ります。
ナザリックのPOPモンスターやトラップですり潰されて行くワーカー達。
そして気になるフォーサイトですが、運命変わらず。
ウェブと同じ展開になります。
ここで、一番問題なのが、アルシェの扱い。
ホント、作者の丸山くがねさんは分かってますよね~。
ウェブだとアルシェの命は助ける事になりますが、
書籍だと苦痛無く○せ、とアインズはシャルティアに命令します。
そして、追いかけっこの末、アルシェがシャルティアの真祖の姿を見て失神。
ここまではいいです。
問題はこの後、ナザリックの迎撃システムが上手く稼動する事を確認した
アインズとアルベドの会話です。
エントマが新しい口唇虫をつけているのですが、その声の持ち主です。
アルベド「アインズ様、ご不快ではございませんでしたか?
ここはエントマ以外のメイドが来るべきでした。
私の方から叱責しておきましょう。」アインズ「・・・・何がだ?」
アルベド「いえ、あの失礼な口を叩いた娘の声を聞いてもー」
アインズ「ああ、別に気にしないさ。というよりも、
エントマに勧めたのは私ー待て!エントマ」中略
アインズ「その他の部分はどうした?ちゃんと有効活用しているか?」
エントマ「はい、頭の部分は頭飾りの悪魔の一体が、
腕の部分は亡者のもがきが分け合って、皮膚はデミウルゴス様が持ち去りました。
それで残った部分はグラントの子供達の餌となりましたので・・・」後略
このやりとり!
ストーリーの流れ的には、アルシェが失神したまま処理されてしまったように
読み取れます。
ホントにそうなのか?
それともこの口唇虫の持ち主はアルシェではなくてイミーナなのか?
一応、描写的には飢食孤虫王のところに、連れて行かれたのが
イミーナとヘッケラン。実験台になるのがロバーデイク。
フライで逃げたのがアルシェとなるはずです。
そもそも、大墳墓へアタックしたワーカー達の間でアインズと直接会話したのは
イミーナとアルシェしかいないのでどちらかである事は間違いないのです。
虫のところに連れて行ったから、エントマが声を取ったと考えるのが
正しいかも?
7巻のラストではアルシェの駄目パパや妹達のエピソードが入るのですが
読者にアルシェが無残にも死んでしまったことも知らずに・・・という情動を
誘導しているのかも?
ウェブのアルシェはアインズに人間世界の貴族の振る舞いを教える役割が
あったり、妹を人質に取られたりするハズですが、書籍ではニニャのように
名前だけで、出番無しなのでしょうか?
フールーダが学院をやめて出て行ったアルシェの
才能を惜しんだりするシーンもありましたねぇ。
アレは無駄な描写なのかな?気になります(笑)
そして、更に重要な複線はこの会話の前。
アルベドが至高の方々探索チームを作るという提案。
サブリーダーにパンドラズアクターをつけて、
80レベル台の召還モンスターが15体!
これが一体どうなるのか?
アルベドがアインズの為に言葉通り素直にプレイヤーを探すとは
思えませんね(笑)
あ、そうそう、一応ザリュースやゼンベル、ハムスケも出てきましたし、
ツアーとリグリットの意味深な会話も忘れずに!
そして、場面変わって帝国。
ワーカーが全滅したという知らせを聞くジルクニフやフールーダなど
帝国の重鎮達。
フールーダはジルクニフを幼少の頃から知っていて、
愛情も持っているのですが、既に魂を売っています(笑)
そこへ、レアガチャのドラゴンに乗ったアウラとマーレが登場。
大墳墓へ侵入した事にアインズが怒っているから皇帝出て来いとのこと。
本来だったら、ワーカーを集めさせたバカ貴族に責任を被せて
詰め腹切らせるつもりだったのに!
ドラゴンが着陸した中庭に迎撃に集まる帝国の騎士やら魔術師。
フールーダもフライで戦闘に参加する構えですが、
この出来レースを知っています。
フールーダがフライで戦闘に参加するフリをしたのは、ジルクニフの側にいると
転移魔法で逃がすことになってしまうからです。
マーレの地割れ魔法の一撃で全滅する帝国の精鋭たち(笑)
遂にジルクニフが登場です
侮っていた。あれが部下だとしたら・・・。私の手には負えないというのか・・・。
とはいえ、ここで引くことは出来ぬ。交渉をお望みというのであれば・・・
次なる戦いは舌戦と行こうじゃないか、アインズ・ウール・ゴウン。
お前の狙い打ち砕いて見せるぞ
ここでエンド!
いやーーー、面白かったなぁ!
次は書き下ろしの2本立てだそうで、
内容はカルネ村のその後とエンリとンフィーレアの恋の行方とゴブリン(笑)
そして守護者の日常とのこと。
発売日は今年の冬だそうです。
おそらく、アニメの公開日時発表と被せてくるハズ。
そして漫画化も水面下で進展しているかも知れません。
アニメは既にドラマCDが秀逸で、
声優とキャラクターのイメージが完璧に出来上がっているので
まさか交代は無いでしょう。
ああ、7巻発売に合わせて販促のドラマがyoutubeに
アップされると思っていたんだけどなぁ。
これでまた楽しみが出来た^^
コメント
今現在オーバーロード読んでるものです。
色々と伏線とか暗喩が多くて、自分の予想と正しいのか不安になるんですが、細かく解説してくれてる記事なので助かります。
エントマの声は、アルシェのものかもってのはすっかり頭から抜け落ちてました。イミーナだとすると娘って言われてるのが違和感があったので。アルシェだとする方が納得できますね。
コメントありがとうございます。
この記事のアルシェについてのモダンの感想はかなり願望はいっていたのですが、
合えなくバラバラにされてしまった、と作者が直接回答していました。
これだけのキャラを1巻で使い捨てるのですから、もったいないやら何やら。
そして、アニメの人気が結構高くて予想外!
この調子なら2期も期待できるかも。