アンゴルモア元寇合戦記の感想!あらすじとネタバレ!たかぎ七彦とは?

ダンジョン飯に続き、超オススメの漫画を発掘出来ました!
これは超面白いぞ!誰か書いてくれると思っていたんです。

書店で偶然見つけて、帯にヴィンランドサガの幸村さんが推薦していたので、
即ゲット。仕事帰りに電車で読みましたがもうホントに先が楽しみになって
仕方がありません。

いったいどんな話なのかというと、サブタイトル通り、元寇ネタです。

今まで源平合戦をネタにした作品は数多くあったのですが、
元寇ネタはほとんど見たことがありません。

モダンのアンテナが低いせいかもしれませんが、
やはり「カミカゼ」で逆転勝利という嘘のせいで鎌倉武者の活躍が
出来ないと思われていたのかもしれません。

しかし、大分前から元寇を防ぎ切ったのは、
鎌倉幕府や御家人たちの武力によるもので、
決して神頼みや偶然ではないという事が人口に膾炙してきました。

これまでの元寇への理解と言えば、いい例はコレ!

島本 和彦
アスキー 1998-03
¥ 1,512

アオイホノオがドラマ化された島本和彦さんの短編、たしか大熱言では、
典型的な鎌倉幕府無能論を採用しており、
服従しろと迫ってきた使者を勢いで斬ったら、世界最大の帝国が攻めて来たけど、
2度も嵐で全滅してラッキーみたいなエピソードが大真面目に描かれていました。

いわゆる世界の広さを知らない井の中の蛙日本ワロスみたいな・・・。

しかし違うのです!

本当はちゃんと戦争していたんです。

本作、アンゴルモアはこの辺りを史実に忠実になぞりながら、
歴史アクション漫画として描いています。

あらすじとネタバレ

主人公は朽井迅三郎。
元御家人で、1巻開始時には罪人として対馬へ島流しの刑を受けています。

どうやらかなり強い武者のようですが、
北条家の争いの中で負け組に所属していた事が島流しの原因のようです。

対馬に到着すると、驚くべき人物が登場します。

なんと壇ノ浦の戦いで海に身を投げた安徳天皇が生きていたことになっていて、
その娘が対馬守護代と結婚していたのです。

対馬守護代との間に生まれたのは輝日姫。

女系ではありますが皇統の血を引いています。この展開でモダンはびっくり!

歴史ファン的には凄い配置だと思いますよね、これって。

場合によってはプレ南北朝ですよ!

対馬守護代は高麗が自分たちを攻める事は無い、とたかをくくっていますが、
当然博多へのルートにある対馬をスルーするはずがありません。

1274年、ついに文永の役が始まり、対馬には900隻もの軍船が迫ってきます。

わずかな手勢を率いて守護代は元と会敵しますが、奮闘むなしく討死!

朽井はどうやって対馬を守るのか!?という所で1巻は終了。

本作は途中途中で資料を引用しており、八幡愚童訓の一説から
対馬の守護代が元の大将軍の一人の右胸を射ったシーンを描写しています。

無茶苦茶燃える展開ですね!

しかし、wikiなどで調べてみると、この対馬守護代の手勢はわずか80騎。
文永の役で元が動員したのは2万7000人だと言われています。

※蒙古・漢軍、高麗軍、女真人含む

到底個人の頑張りで覆せるものではありません。

『八幡愚童訓』によると、対馬守護代・宗資国[135]は通訳を通して元軍に来着の事情を尋ねさせたところ、
元軍は船から散々に矢を放ってきた[134]。
そのうち7、8艘の大型船より1,000人ほどの元軍が上陸したため、宗資国は80余騎で陣を構え矢で応戦し、
対馬勢は多くの元兵と元軍の将軍と思しき人物を射倒し、
宗資国自らも4人射倒すなど奮戦したものの宗資国以下の対馬勢は戦死し、
元軍は佐須浦を焼き払ったという[134]。元軍は対馬に入ると、島人を多く殺害した[136]。

そして、

壱岐対馬の二島の男は、あるいは殺しあるいは捕らえ、女を一カ所に集め、
手をとおして船に結わえ付ける。虜者は一人として害されざるものなし。

対馬は蹂躙され、元は博多へとやってくるのです。

歴史上、酷い負け戦になる事は分かっているので、
おそらく主人公らは対馬を脱出して九州へと退却。

そこで他の御家人らと合流して元と戦うことになるでしょう。

ある程度先が分かっているのに、ホントにこの展開が楽しみでなりません。

そして皇統の地を引く輝日姫の立場は?

あー、ホントに楽しみです。角川コミックエースの作品という事で、
もっとアニメっぽい感じかと思ったのですが、
中身はアフタヌーンとかビームとかフラッパーとかに掲載されていても
おかしくない感じの作風です。

そして、どことなく主人公の朽井迅三郎が、
皇国の守護者の新城直衛に似ています(笑)

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そういえば新城も絶望的な戦力差のある戦いばかりをしていましたね。

間違いなく2巻以降の朽井も厳しい撤退戦をすることになるでしょう。

作者について

作者はたかぎ七彦さん。

どうやら本作が初のコミックらしくwikiにも情報がほとんど見つかりませんでした。

短編の記録もあるのですが、アンゴルモアについては連載していたサムライエースが休刊。

今ではコミックウォーカーのウェブ連載という経緯の様子。

魔法使いの嫁とかゲートとか、ワンパンマンとか、
ウェブ連載にも面白い漫画作品が次々出てきて、今後が凄く楽しみです。

何せ紙紙幅の問題が無いから、かなり自由がきくはずですし、
どんどん書いてほしいところですね。

今後もアンゴルモアをチェックしたいと思います。

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