シドニアの騎士 劇場版の感想!あらすじとネタバレについて

映画

早速見てきましたよ~!やっぱり音と映像が、ずば抜けている作品ですから大スクリーンで見ると引き込まれます。

基本的にこの劇場版シドニアの騎士はTVシリーズの総集編です。

ただし細部が変更されているので、TV視聴済でも楽しく見られる、というよりTV放送を見た人にこそ楽しく見られるのではないか、と思います。

そして、とにかく音が凄い!

駆動音や金属の軋む音が圧倒的な臨場感で迫ってきます。

ラストの緊迫感も半端ないですね。

ネタバレ込みであらすじ紹介

ここからはネタバレを含みますので注意!

基本的な流れは原作、というかTV放送に準拠していおり、食糧が尽きて飢え死にしそうになっていた長道が精米工場に忍び込むところから始まります。

そしてラストエピソードはTV版の12話まで。

基本的に谷風長道と星白閑の関係性にエピソードが集中していて、余分なところはカットされています。

例えば、序盤で長道が継衛型ではないシミュレータで失敗するシーンや、赤井たち先輩集団との絡みなども全部カット。

そして岐神海苔夫との確執も大分削られています。

もちろん、海苔夫が長道に誤った爆破命令を与えたせいで、長道が負傷し、星白がガウナに取り込まれるシーンなどは、キッチリ描かれています。

しかし、海苔夫は紅天蛾と遭遇してから怖気づいてパイロットを廃業し、あとはソファーに座ってボケっとしているシーンだけ。

落合の事を調べるシーンはありますが、続編の伏線以上の意味はありません。

TVの12話ではきちんと海苔夫が改心するシーンが描かれていますが、劇場版では小惑星ガウナを撃破したシーンで終わっているため、かなり投げっぱなし感がありました。

事前知識無しで本作を見たら、ただ単に嫌な奴というだけで終了です(笑)

そして、付け足されているシーンは大きく分けて2つ。

1つが混浴シーン

TV版だと長道・イザナ・纈がダンジョン探索をしているときに誤って立ち入り禁止区域に入って、麻酔銃で眠らされるシーンがありますが、劇場版ではなんと温泉混浴中にガスが充満してきて、3人一緒にブラックアウト(笑)

なんというか、サービスシーンを入れたいのは分かるのですが、無茶苦茶強引で笑いました。

不自然な湯気がかかったイザナのヌードがありますが、中性らしくかたい体型が少年っぽかったですね。

纈の女性らしい丸さとの対比でなかなか眼福でした(笑)

そしてもう1つの追加シーンは、12話の小惑星ガウナ攻略戦。

サマリと弦打、勢威がガウナの中心核を破壊するシーンです。

原作・TV版だと中心部にたどり着き次第、人工カビ弾を撃ちまくりましたが、劇場版は違います。

沢山の仲間を失いながら触手うごめく通路を通り抜けてきたら、なんと核がガウナの触手(根)におおわれているのです。

そこで弦打がヘイグス粒子砲で根を断ち切ろうとするのですが、もともと粒子量が残っていないため、あと少しで切断できる!というシーンで、機体の電源が全てシャットダウン!

ここで緊迫した音楽も映像も全部消えます。

ダメか!と思ったところで予備電源に切り替わり、モニターが映るのです。この緩急が凄い!

その瞬間勢威が登場し、ヘイグス粒子砲で残ったガウナの根を切断!

ガウナの根が垂れ下がった事で露出した核にカビ弾頭を打ち込むのです。

このシーンは長道と紅天蛾の一騎打ちシーンと同時進行ですから、無茶苦茶燃えます!

音と映像は最高ですから是非劇場で見てほしいですね。

今後の展開について

劇場版はコミック最新刊とほぼ時を同じくして公開されました。TVも続編が始まります。

だんだんと原作に近づいてきていますが、気になるのが原作の行く末です。

なんというか、融合個体二号を乗っ取った落合復活から、絶望的状況過ぎて先が気になりまくります。

それにメガストラクチャーとか、重力子放射線射出装置とか、ブラムと共通の設定と思しきガジェットまで。

もっとも、ブラムでは重力子放射線射出装置はハンドガン程度まで、ダウンサイジングされていたので、もし世界観が繋がっているのならシドニア以後の世界という事になるでしょう。

メガストラクチャーが無限に作られている理由とか、珪素生物とか、人類の原種とか、
この辺りの謎も緩やかに解決できるのなら完璧ですね。

例えばガウナのエナの技術を利用しているから、霧亥は肉体を失っても再生できるとか・・・。

色々と妄想は捗るのですが、如何でしょ(笑)

追記

劇場では先行販売として映画の円盤が売っていましたが、初日なのに売り切れでした・・・・残念!

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そして、長道のブロマイドが映画の特典としてもらえましたが、
うーん使い道が無いなぁ。

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