1月に1度程度、web連載の方をチェックしていた作品ですが、昨晩見に行ったら完結していました。色々と思ったことを書いてみたいと思います。
面白かった!お疲れ様でした、としか言いようが無い感じでしたね。
書籍派の人にとってはネタバレ満載ですが、きっと加筆訂正されるでしょうから、
気にせず書いてしまいます(笑)
既に完結して1月も経っていますし。
最終決戦の後のエピソードでは、いきなり時間が飛んでヒトガミが封印されるヴィジョンを見たり、自分自身が74歳で老衰死するシーンまで描いていて、これには驚きでした。
そしてあれよあれよという間にエンディングに。
プロローグ・ゼロでは何故ルーデウスが転生したのか、その原因が未来にあったというが
判明するのですが、これは次回作への布石以上の意味はないでしょう。
あくまでも「最終話 死後の世界」でルーデウスの物語は完結です。
- ヒトガミの最終目的とはなにか?
- ヒトガミが死ぬと世界はどうなるのか?
- ヒトガミの他にも神々は存在するのか?
- 何故ヒトガミを封印しなくてはいけないのか?
- どうしてルーデウスは転生したのか?
- どうして転生に伴い強大な魔力を持つようになったのか?
最終回後も沢山のクエスチョンが残る作品ではありますが、気になりません。
何時の間にやら設定や世界観にいちいち回答しなくてもいいタイプの物語に変貌していたのです。
作品開始当時などはトラック転生・・・なんて揶揄された作品でしたが、単に万能主人公が全てを手にする物語ではなく、ルーデウスの一生懸命さに共感するタイプの物語になっていたと思います。
最終話、死後のルーデウスとヒトガミのやり取りが素晴らしい。
ヒトガミがいなかったらここまで充実感を持って死ぬことが出来なかった、(恵まれた能力で)適当に生きていた、というセリフはホントに凄い。
万能主人公系作品として始まった本作として最良の着地点ではないでしょうか?
そして個人的にはルーデウスが34歳で一族を養い、ほとんどすべての大仕事を終えている事に結構リアルなジェラシーを感じます。
以前レビューしたホリエモンの「我が闘争」に記載がありましたが、企業家の世界では30代半ば位までに人生の大仕事を終えて、あとはリタイヤするのが当然、とのこと。
※もちろんビル・ゲイツのことです。
一部の天才にしか出来ないライフスタイルではありますが、独立IT系の端くれとしては、もっと早くから目指すべきゴールだったと、身につまされます。
まさかなろう系作品で自分のライフスタイルまで思考が広がるとは思ってもいませんでしたから、思った以上に感情移入して読んでいたのでしょうね。
最後に
書籍の方も売り上げをキープ出来ればウェブ連載分に加筆訂正を加えてラストまで出版出来るのではないかと思います。
個人的には最終決戦後の描写などを増やしてくれると、購入への意欲がわきます(笑)
漫画版もありますし、アニメ化の布石かな?
おそらく、書籍完結まではサイドストーリー的な連載をしつつ、ルーデウス編が終了したら、プロローグ・ゼロから新たな物語が始まるのでしょう。
2世キャラ、3世キャラが続々登場し、作品世界をにぎやかにしてくれるでしょうね。
今後もフォローしていきたいと思います。
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