ダンナ様はFBIの最後のネタバレ!感想について

小説

これは面白い!手に取った瞬間に購入してしましましたが、内容は予想以上でした。

この本、初出版は2008年という事で、既に7年が経過した本なのですが、書店で見つけて直ぐに購入しました。

大体はモダンの直感は当たっているのです(笑)

誰の言葉か忘れましたが、「直感過たず、過つのは判断也」という言葉を思い出します。

さて、この7年前の本が一体どんな内容なのかというと、作者の田中ミエさんがFBI出身のアメリカ人と結婚するというもの。

いわゆるダーリンは外国人とか国際結婚ものなのですが、さらにFBIという特殊な職業ものとしての側面もあり、更には自己啓発的な内容まで充実していて、最高に面白いです。

FBI捜査官の高い教養レベルが窺い知れます。

ダーリンことジムがアメリカのアッパークラスの出身であることは間違いありませんし、筆者の田中ミエさんも月収で軽く8桁を稼ぐキャリアウーマンです。

そんな上のクラスの人の考え方を知るうえで非常に有益なのです。

服装や行動指針に関するジムのアドバイスは非常に勉強になります。

自己啓発というと胡散臭いイメージを持つ人も一定数いますが、本書を読むと全くの誤解だという事がハッキリするでしょう。

流石に2008年出版という事で、時代的な背景は若干古いですが、その内容は普遍的なものですから、出版時期の古さ関係ありません。

そして、私としては先に1400円の本を買ったのですが、これから購入する人はキンドル版単行本版をオススメします。

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何故なら(おそらく)2012年に最終章が加筆されていているからです。

追記分のネタバレ

加筆されたのは「最後のミッションがやってきた」のエピソード。

アマゾンの書評で加筆の件を知り、即座にキンドルで買い直して読みました。

最後のミッションはジムが大腸に出来たポリープ(おそらく大腸がんか?)によってこの世を去ってしまうエピソードです。

2008年に本を出版し、2010年に最後のミッション。

おそらく出版当初はこんなに早くお別れが来るとは思っていなかったでしょうね。

最終章までの内容が素晴らしく輝いていたために、最後のミッションを読んだときは不覚ながらホロリとしてしまいました。

田中ミエさんはアメブロを開設しているので、本書を読んだ後にブログ記事を総ざらいするのも面白いですね。

近年は更新頻度が低下していますが、会社を立ち上げるなどして精力的には働いているようです。

アマゾンのコメント欄にもあり、望み薄ですが、是非ともジムとの子育てエッセイを続編として出版して欲しいですね。

もっと読んでいたいタイプの本でした。

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