期待していた通りのクオリティ!2巻も大満足の1冊です。
ファンタジー要素+料理という新境地を開拓した1巻でしたが、
2巻では導入が済んでいるので次々に新素材が登場します(笑)
メニューは下記の通り。
第8話「ゴーレム畑の新鮮ランチ」
(丸ごとキャベツ煮、かぶのサラダ)
ゴーレムというとストーンゴーレムを連想するのですが、
本作では土のゴーレムが登場します。
ゴーレムの元ネタはユダヤ教。
ラビ(律法学者)が断食や祈祷などの神聖な儀式を行った後、
土をこねて人形を作る。呪文を唱え、「אמת」(emeth、真理)という文字を書いた羊皮紙を
人形の額に貼り付けることで完成する。
ゴーレムを壊す時には、「אמת」(emeth)の「א」( e )の一文字を消し、
「מת」(meth、死んだ)にすれば良いとされる。
このネタを取り込んでいる作品は多いですが、
本作ではコアになる人形を埋め込む事でゴーレムが動いています。
土のゴーレムの背中に野菜を植えて栽培するとうセンシの発想に驚愕(笑)
第9話「盗れた野菜と鶏のキャベツ煮 強奪パンとご一緒に」
(ピリ辛鶏と丸ごとキャベツ煮、パン、クレープ)
これは特に目新しい要素は無いです。
オークの集落でドラゴンの情報を入手しつつ料理を食べる、と。
第10話「天然おいしい宝虫のおやつ」
(宝虫の巣のジャム、コイン虫のせんべい、真珠ムカデの串焼き)
これはドラクエの踊る宝石ですね(笑)
失神魔法を使ってくるところなどはメダパニを連想します。
宝石に擬態した昆虫というアイデアが凄いです。
この辺りは昆虫食ネタですね。
第11話「特製♪無国籍風聖水」「厄よけ祈願! 除霊ソルベ」
ゴースト対策に聖水を作ろう、瓶のままの聖水を振り回して除霊していたら
低温でソルベが出来たよ、というネタ。
除霊はドラゴンに食べられたファリンの得意技だったみたいです。
食べる事ばかりで忘れがちでしたが再確認!
第12話「宮廷料理のフルコース」
(かぼちゃのスープ、果物、黄金小麦のパン、
鴨肉のロースト、黄金牛のチーズ枝豆と白身魚のソテー)
中世の王侯貴族が食べていそうな質素だけど、豪華な宮廷料理。
肝は生きた絵画の中に自分から飛び込んで絵の中でご飯を食べるところ(笑)
ライオスの好奇心と食い意地が凄い。
第13話「茹でミミック」
ミミックや人食い箱ネタですね。解釈としてはヤドカリ型のモンスターが
宝箱に潜んでいるというもの。
チルチャックが29歳でライオスより年上である事が判明。
センシやマルシルは長命種族だけあって更に年上みたいです。
うん、長生きしていてもあんまり変わらないっぽい(笑)
第14話「水棲馬油石鹸」
ケルピーを扱ったネタ。
結局人にモンスターの心は分からないという決定的な断絶を
扱っています。
これはいくら家畜を可愛がってもペットとは一線を画している、
という点に繋がりますね。
食べる為に愛するという事を人間同志の信頼や愛情と
はき違えてはいけないという事みたい。
最後に
ファリンを食べたレッドドラゴンの居場所も判明し、
いよいよストーリーも動いてきました。
個人的には復活したファリンを含めて、
5人パーティで城の主を倒す探索を続けてほしいところ。
そして他に食べられそうなモンスターはどんな奴がいるでしょうか。
ゾンビやスケルトンは例外として、
後は悪魔っぽい他種族や魔獣の類かな?
罠ネタだとガスや串刺しはやったので後は強制テレポートや、
ダークゾーンにダメージ床に回転床。
うーん、想像力が貧しいせいかイマイチ今後のネタが想像できません。
3巻を期待して待つ事にします^^
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