なんとプレステ1のゲームが発売されてからもう15年!遂に小説ガンパレが完結しました。
でも、往年のファンとしてはかなりモニョる感じです。小説に満足した人は閲覧注意です。
ぬわーーー!
こんな終わり方があるかい(怒泣)
モダンが高校生の頃にゲームを何度もプレイしてからというもの、
アニメや関連ゲーム(オーケストラ全色・絢爛舞踏祭、精霊軌道弾・・・etc)も小説もドラマCDも、
関連書籍もほぼ全部購入してチェックしてきましたが、これはあんまりだろう・・・!
ゲーセンで式神の城までクリアしたのにw
この幕引きはブログでぶちまけないと気が済まないレベルです。
まず大問題なのが本来なら後1巻は必要だと思われるところで終了した事!
黒い月に向かうという流れになった時に残りページ数が超薄くなっていて、
恐怖を感じました。これはヤバい終わり方になるんじゃないか、と。
案の定、唐突過ぎて超不完全燃焼です。
アマゾンのコメント欄も酷いしw
綺麗に幕を引いてくれると思ったのに!!
ネタバレと感想
ストーリーとしては、アメリカを根城にする幻獣王のハニエルが、
物量&自爆攻撃でカーミラの軍勢を圧倒。
カーミラ自身も負傷します。
カーミラに協力したら幻獣ごと日本を核攻撃で浄化する!という
アメリカの脅迫を受けて自衛軍は足止め。
因みにこのプランの名前はオレンジ計画といいます。
コードギアスかよw
戦況はかつてない程追い詰められて、ゴブリンの浸透攻撃が整備班に!
遂には岩田が全身重症、中村が片腕切断、壬生谷が肋骨骨折などの大被害。
いつものように森や原がヒステリーを起こすのではなく、
ソックスハンターでムードメーカーの二人が負傷する状況が危機感を煽ります!
しかし黒い月には戦況をひっくり返す異世界の最終兵器がある、とカーミラが告白。
速水は芝村舞を残して単身士魂号3号機に搭乗し、
青スキュラに運ばれて大気圏の外へ。
黒い月は実は生きた巨大な人型兵器で、
その呼びかけを受けた速水は勝利を確信して・・・終了!
もうね・・・ペース配分が無茶苦茶なんですよ。そして唐突に終わった感が凄い。
当初予定されていたプロットが破棄されたとしか思えない!
何故なら、このガンパレードマーチ2K4巻の途中まではどう読んでも、
自衛軍が合流してカーミラの幻獣軍と共闘する事でハニエルの軍勢を倒すって
流れになるとしか思えないんです。
ところが、急にアメリカが幻獣ごと日本を核攻撃するって脅しをかけてきて、
助けに行くぞ~って盛り上がった空気が唐突に凍るんです。
普通だったらそこから挽回して、最終決戦があって大団円じゃないですか?
全然そんな展開にならない。
いや、ちゃんと内在的論理は説明はしていますよ。
けどペースがオカシイ!それで尻切れトンボです。
あとがきでは、作者の希望でこれまでの担当編集者を変えてもらったとの一文があって、
何か揉めたのではないか、という風に邪推してしまいます。
それに黒い月の正体が生きた超巨大人型兵器って・・・・。
あれって聖銃じゃなかったのかい。
幻獣が別世界の元人間だ、という設定は踏襲しているのに、
ラストにちょっと出てくるだけの黒い月の設定を何故変えたのか、と。
まあ、ガンパレは設定を何度も継ぎ足したり偽装情報とか言って
ひっくり返しまくっていたから正確な設定なんて無いようなものだけれども
それでもハァ?って感じでした。
続編も無くてこれでホントに終わり。
どう考えても小説1巻分ほど足りて無いと思うのだけれども、これで終わり。
15年も同じ作品を書き続けていれば作者も疲れてくるのでしょうけど、
15年間ついてきたモダンのような奴もいるのですから、総決算をして欲しかった。
足りない部分を同人誌にして虎の穴で売っても欲しい位です。
ペラくても1000円でも買いますよ!
以前ブログにした薔薇のマリアもそうですけど、長期にわたる作品になると、
登場人物が増えてきて群像劇になります。
で、畳む段になると筆力が足りないのか、
読者の想像にお任せしますエンドになるんです!
奇抜な終わり方が出来なくとも、予定調和でも十分いいんですよ!
追いかけてきたファンはそれが区切りになるのですから。
長期連載の漫画の場合は(からくりサーカス!)苦しくてもなんとか畳むのですが、
小説の場合はもやっとした終わり方が許されてしまうみたい。
おそらくメディアの違い、小説には絵が無いからでしょうね。
15年のカタルシスは得られませんでした。残念というより他ありません。
コメント
私自身あなたと同じ思いになりました。
PS1のゲームから設定資料集、アルファシステムのオンラインでのゲーム世界への介入ゲームなどなど少なからず楽しみにしていて、最後の楽しみであった小説の完結のありさま・・・・。
オリジナルで話が進んでいたにしても作者の力量であればもっと納得いく結末にたどり着く文章になっていたであろう(結末に関しては納得しています)と思わないでいられません。
長きにわたって楽しんでいた小説(物語のアナザーストーリー)であっただけに少し落胆しています。
しかしながらこのオリジナル小説展開については9割がた納得いく展開であったのがせめてもの救いであったとして、著者のもっとも書きたかった結末がいつの日か世に出てくればと思いコメントいたします。
脳内ではハッピーエンドしか思い描いていませんしねwww
ですよね!!
ホント、どこかで出版してもらえないものか・・・と。
遅ればせながら、私も今し方読み終わりました…。
で「ガンパレードマーチ 尻切れ」で検索したらこちらが…(笑)。
社会事情もひょっとしたら何か影響があったのかもと邪推してしまいますが、もしそうであれば、それがひと段落した頃に再開して欲しいと思う次第…。
…発売が伸びたとき、どうしたのかなと思ったんですよ…。
先程読了した所です。
色々と思うところはありますが、今はただただ真・完結篇が発表される事を願うばかりです・・・
凄い今更になりますがコメント失礼します。
黒い月は聖銃そのものではないのでは?
聖銃が士翼号及び操縦者に寄生して重力レンズでゲートを大きく見えるような
形でふさいでいて、これが黒い月として見えているのですから「生きた超巨大
人型兵器=レンズ効果で巨大に見える士翼号」で辻褄はあっていると思います。
まぁ調べないと↑分からないので不親切ではありますけどね!