Aはアッサリ退場。そして両親の旅行に不安な予感。
ミギーとだんだんと混じってきている様子。じわじわ物語が動き出しました。
今回もレベルが高かったですね。
前半がアクションパートというちょっと変則的な構成でした。
さて、Aとの戦闘はミギーとの分業でアッサリ決着。
新一が恐怖を押し殺して、Aの人体部分にパイプを刺します!
傷ついたAは田宮良子を頼りますが、酸素ボンベを使ったトラップにはまって爆死。
証拠隠滅です。
ただ、細かいところですけど、酸素ボンベの爆発程度では遺体は形を留めて残ります。
この場合、島田秀雄の登場を待たずにA(パラサイト)の遺体が当局に渡り、
駆除作戦の開始が早まったはずでした。
ここは展開的にちょっと気になりましたね。
そして、教師なのに未婚の母という事で妊娠が問題視された田宮良子は、
田宮良子という教師としての身分を捨てる決断をします。
また、人間だった頃の田宮良子の母親が登場。
あっという間に違和感を感じて見破ります。
どうして見破られたのか?外見や声は一緒だったのに。
簡単ですね。雰囲気が変わっていたから直ぐにバレたのです。
雰囲気はしぐさとか、表情の作り、声の出し方が複合的に合わさった高度な情報なので
違和感が感じられても、その構成要素の分解は困難です。
一晩で言語を習得し、乗っ取った人間を演じられるほどに知能の高いパラサイトでも
このレベルの情報に関しては無理解のようです。
それに、「この種を食い殺せ」という命令。
ますます、パラサイトがエイリアンの作った人間間引きマシンに感じられます。
あらゆる生命にはアプリオリに目的があるのではないか、と考えるようになったのも、
自分たちを例にして考えているからでしょう。
そしてマシンだから情緒を介さず、機能しか考慮しないのかもしれません。
今後のエピソードへの布石について
今回のエピソードで結構サラッと流されていますが、パラサイトに乗っ取られたとはいえ、
新一が生きた人の体を刺したというのは一つのハードルを越えた感があります。
最初はミギーが全部こなしていた生存の為の闘争に参加しつつあるようです。
まだ巻き込まれ感がありますが、この後、原作展開に忠実に進むのであれば、
母親の体を乗っ取ったパラサイトに重症を負わされ、更にミギーとの混合が進み、
パラサイトと人間の生存競争の真っ只中に参加せざるを得ない状態になります。
4話では子供を思う母親の気持ちにフォーカスが当たっていましたが、
これは首を切断されて体を乗っ取られる悲劇の為の助走のようなものです。
あと1、2話位でショッキングなあのシーンがテレビ放送されるでしょう。
変な規制がかからなければいいのですけど。
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