土日、アマゾンプライムビデオをチェックしていたら見つけたので全話視聴。感想を書くのもちょっと厳しい感じです。
本作はTVアニメで大人気になったコードギアスシリーズのスピンアウト劇場作品です。
実は1話だけは劇場に見に行ったのですが、内容が微妙過ぎてそのまま忘却していました。
ところが、アマゾンプライムの無料枠に追加されていたので残りを全部見たのです。
目次
感想について
うん、ヒドいw
見どころはCGアニメで描かれたナイトメアフレームのシーンだけで、ストーリーは完全に破たんしてました。
アレクサンダがヌルヌル動くところだけが快感でしたね。
[wpap service=”amazon” type=”detail” id=”B0087D8KXG” title=”1/35 アレクサンダ アキト機 (コードギアス 亡国のアキト)”]
もっとも、本編でもかなり無理やりな展開やシナリオがありましたが、目指すべきエンディングが良かったから名作になったわけです。
どう考えてもテロリストのルルーシュや親殺しのスザクが幸せになれるハズが無いと分かっていたし、最終的に自分が悪役になって幕引きをするというのも一つの物語として良かったと思います。
ただ、ccやギアス能力については非常に謎を残していたので、本作でネタバレしてくれるかと思って期待していたのですが全くダメダメ。
むしろ謎が解決するどころか陳腐になってしまって残念な限りです。
時空の管理官とか潜在意識とか、ギアスマークの付いたシャレコウベが出てきて喋るってどうよ?
しかし、これはホントにヒドい(繰り返し)
劇場で見たのが1作目だけで良かったと思いましたね。
第1章「翼竜は舞い降りた」(THE WYVERN ARRIVES)
第一作という事でつかみはOKでしたし、大東亜戦争時にアメリカの日本人義勇兵をモチーフにしたと思われる「wZERO」部隊の設定もコードギアスっぽくて良いと思いました。
爆弾括りつけて突撃&自爆強要とか、あまりにもひどい畜生作戦でしたが、この外連味がいい。
でも、主人公の日向君やレイラ・マルカルがあまりにもステレオタイプなキャラクターでげっそり。
第2章「引き裂かれし翼竜」(THE WYVERN DIVIDED)
この話からあからさまに女子受けを狙ったようなキャラクター、アシュレイ・アシュラ登場。
アシュラ隊のメンバーの設定が面倒だからってオカマっぽいハゲを混ぜて数合わせ。
あらゆる場面で粗が目につく。作りが雑で見るに堪えない。
TVアニメだったら文句は言わないけど映画館で上映するには力不足だと思う。
案の定、自信家のアシュレイ君は主人公の暴走で敗北したけど、絶対に再登場して最後は仲間になるだろうなって思っていました。
アレクサンダのアニメーションは素晴らしかった。
そして主人公の兄、シン・ヒュウガ・シャイニングが登場。
ホストかよww
もう名前からセリフから声質から演技から演出から設定から全てが痛い。。
以後は加速度的に見るのがつらくなるけど無料だし負けた気がするから薄目で見る事にする。
第3章「輝くもの天より堕つ」(THE BRIGHTNESS FALLS)
皇帝のギアスで操られたルルーシュとスザクが登場するが全く本編に絡まず。
客寄せ要素過ぎ。
政治劇らしき展開やギアスの謎要素がチラ見せされる。
第4章「憎しみの記憶から」(MEMORIES OF HATRED)
シン君の心理導線が破たんしまくっていてもう狂人にしか見えない。
シナリオのご都合にもほどがある。
マジキチ兄、という言葉が脳裏をよぎった。
アシュレイ君と再戦、やっぱり止めは刺さなかった。
第5章「愛シキモノタチへ」(TO BELOVED ONES)
何故サブタイトルをカタカナにしたんだ・・・つらい。
思った通りアシュレイ君が仲間になり、ナイトメアフレームで城の防衛戦を行う。
壁なんか役に立たないだろって思ったけど、意外に役立った。
ここはナイトメアフレームがある世界なんだから、爆撃機使えば余裕だろう、と思ったら負けです。
串刺しになったり爆破されたり、片っ端から要塞の防衛機構に引っかかってくれるミカエル隊を楽しめた。
そして思った通りのラスト。
ヒュウガ君が手を汚さず、シン君が死ぬ展開です。
ラスボスを倒してエンディングかと思いきや、最後の最後でアシュレイ君とアシュラ隊がかっこよく登場、なんだこれ?
この展開って必要だったのか?
最後に
ブログ書くにあたってコードギアスのシリーズを調べたらかなり多くのスピンアウトがあって驚きました。
漫画も読んでみましたが、なんだろう、キャラクターとか設定を借りているだけで単一作品として評価できるレベルではないと思う。
まあ、オッサンが楽しめる作品ではないとは分かっていましたけど、あんまりにもターゲットがあからさまな演出をされると視聴者を愚弄されているように感じられてつらいんです。
本作は作品への作り手の愛を感じない。
アニメ作るのには大変な手間と労力がかかる事位は承知しているんですから、娯楽作品だとしても、もうちょっといいのはつくれなかったのかなぁ。
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