届いてから直ぐにチェックはしていたのですが、年末色々忙しくて記事を書くのが遅れました。
漫画版6巻に特典が付いてくるのは半年くらい前からアナウンスされていたので、結構楽しみに待っていました。
これまでの書籍に付属していたドラマCDはどれも非常にクオリティが高くて何度も楽しめる程だったからです。
個人的には「封印の魔樹」よりも「漆黒の英雄譚」の方が好きです(笑)
ゲスト出演の貴族とおつきの戦士の掛け合い演技と役回りが本当に素晴らしい。
漫画版6巻の感想とネタバレ
取りあえず本体となる6巻の感想ですが、いつも通りって感じです。
内容としては原作4巻終盤、エルダーリッチ撃破まで進みました。
1~2巻の頃に比べれば丁寧に書かれているのですけど、なんか目が滑るというかスルっと読めてしまうというか。
まあ、ああいったテイストが好きな人もいるかと思いますが、個人的にはいつも通り微妙に感じます。
そして本編の後についていた漫画ですが、あれって円盤に毎回つけていたおまけ漫画ですよね?
そのまんま使いまわししていたので、ある意味びっくりしました。
オバロアニメ応援のために全巻買ったのは良いですし、後悔もしてませんが、円盤購入者の為の特典だと思っていたのに使っちゃうのか~。
特典ドラマCDの感想とネタバレ
特典ドラマCDのタイトルは「ショウ マスト ゴーオン」
※show must go on
(思いもよらぬことがあっても)ショウは続けねばならない、という意味ですね。
PCに取り込んだら1時間近くの大作だったので無茶苦茶楽しみにしてチェック。
感想はというと・・・微妙。
悪いけどなんだこれは(呆)って感じでした。
声優さん達の演技は相変わらず素晴らしいのですがシナリオが酷い。
このキャラはこんな事言わないし、しないよねって感じが常にうっすら付きまとっていて厳しいです。
また、物語設定の深読み前提の本作においては、ドラマCDであっても公式にリリースされた作品で語られた事は本編に厚みを加える貴重な設定の一部です。
例えば、封印の魔樹は13英雄と思しき一行の原作を補完する裏設定てんこ盛りですし、漆黒の英雄譚も原作では語られていないナーベのようなNPCの心情告白だったり、モモンが未来においても英雄視されている事が語られていて重要です。
にも拘わらず、今回のドラマCDではNPCが特殊なアイテム(カルカン!)を持っていたり、他の低レベルのNPCが守護者に何をされるか分からないと怯えて投票を棄権するという展開があります。
プレイヤーに創造されたNPCに役職の違いはあっても基本的には平等というのが大前提だったはず。
低レベルのNPCが高レベルのNPCのイジメを恐れるっていうのはかなり違和感があります。
なんだかなぁ。
さて、基本的なシナリオの流れは下記のようなものです。
演技力を身に着けたいというアインズの独り言を聞いたアルベドがナザリック内に劇場を作る事を提案。
まずは上映する演目が必要という事で「ロミオとジュリエット」を選択。
ロミオ(アインズ)とのキスシーンのあるジュリエット役をめぐってアルベドとシャルティアが恋のさや当てをするけど、両者とも人気投票の買収行為で失格。
落ちとしては、二人が失格した後にマーレが劇に参加したいと言い出して、みんなが慌てるというものです。
流れとしては以前のドラマCDであったアインズ様添い寝券オークションの変奏曲なのですが、既に述べた通り、違和感が凄いです。
どうやら書籍付属のドラマCDについては原案を丸山くがね氏が作ってから、プロの脚本家にシナリオ化してもらっていたそうですが、今回は全く原作者の手が関わっていないかも?
では、このCDは駄作なのか、というとそうではありません。
声優さんの演技だけでも十分に聞く価値があります。
特にパンドラズアクターの声真似をするアルベド(原由実)がめちゃくちゃ可愛い。
アインズのベッドで深呼吸するいぎたない演技と合わせて楽しめますw
ドラマCDと世界征服手帳付の特装版でも2200円ですから、ファンなら買いのアイテムだと思います。
あ、手帳も地味に使い勝手がいいですよ。
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