シドニアの騎士に続いて今度は処女作のブラムがアニメ化!劇場作品なので5月20日から2週間だけの上映です。
いつものようにTwitterをダラダラ見ていたらブラムがアニメ化されたとのツイートが流れてきて仰天。
チェックしてみたら劇場公開の後にネットフリックスの独占配信でした。
シドニアの劇中劇として映像化されていましたが、単体でアニメになるとは思いませんでした。
かなりのハードSFですし、人を選ぶ作品ですからね。
劇場アニメ『BLAME!(ブラム)』ティザーPV BLAME! The Movie Teaser PV
また、以前に甲鉄城のカバネリや仮面ライダーアマゾンがアマゾンプライムビデオの独占配信だった時の記事でも書いていますが、月額費用を取れるサービスがその資本を生かして更にコアなファンを集める方向が加速しているようです。
某生放送で聞いたところによると、世界相手のビジネスなのでアニメの製作費も凄く潤沢らしいですし、配信会社とアニメ制作会社はまさにウィンウィンの関係だと言えるでしょう。
多分この流れは加速していって、大資本同士が優良な原作漫画や小説を取り合うようになると予想します。
これってクリエイター側としてはいい方向だと思います。
常に原作不足なのでチャンスは無限?
結局のところ、中抜きしている広告代理店やテレビ局が無くなればちゃんと現場にお金が落ちるのでしょうね。
モダンの会社員時代の知人もアウトソーシング大好きマンでしたが、結局はマージンを取って人に仕事させたいっていうのが本音で、いわゆる勝ち組負け組思考をする人ほど、この傾向があるように思います。
個人的な感想に過ぎませんけど。
ただ、問題なのは好きな作品がアニメ化されたときに複数の動画配信サービスに分散されると面倒だという事。
実際、これまでにモダンはニコニコ動画、hulu、ユーネクスト、バンダイチャンネル、WOWOW、ツタヤオンライン、アマゾンプライムと契約していましたが、今ではニコ動とアマゾンプライムだけです。
バンダイチャンネルにしかなかったヤマト2199もアマゾンプライムに来ていますし、ウォーキングデッドとか見たいドラマを見終わったらそこで契約解除しちゃうんです。
別に大した金額じゃないので維持してもいいのですが、仕事が忙しくてチェックしきれないのが本当のところ。
モダンも遂にネットフリックスに登録する時が来たな!という感じで非常に楽しみです。
ニコ動を止められない理由と不満
ちょっと話題が脇にそれますが、ニコ動に関しては不満だらけ。
しかし、そこで生放送してくれる人のファンなのでやめられません。
他で生放送してくれるなら余裕でついてきます(笑)
本来ならニコ動が超会議とかイベントなんてやらずに、集めた月額費用で原作買いしてアニメ作らせれば、超有利な立場にいれたのになぁと残念に思います。
今度買う原作を有料会員全員で投票しようとかしたら、今流行りのクラウドファウンディングよろしく、絶対に盛り上がったはずです。
ひろゆきが言ってましたが、やっぱりテレビ局になりたいという既存の階級に縛られちゃったんでしょうね~。
なんでわざわざ衰退していく既存の階級制度の中に入るのかな、と。
技術者軽視に加え、権威主義と儲け主義に嫌気がさしたのか、今では才能がある人がみんな離れてしまって新作はお寒い限りだし、サーバーも画質も貧弱なものです。
もうダメだな\(^o^)/
人形の国の感想
そしてブラムアニメ化に合わせて弐瓶勉の新作も発表されました。
ページ数はさほどでもないですがやっぱりメチャクチャ漫画が上手いです。
作品はこちら
この短いページの中で世界観を見せ、伏線を張り、キャラクターの魅力までもが高度に詰まっているので、何度も読み返してしまいました。
凄まじいクオリティ!
コミックシリウスで連載するとの事ですから続きも読めるのでしょう。
何となく風の谷のナウシカの原作を彷彿させるような作画になっているのも個人的にはツボですが、何より凄いのは作者の成長っぷりです。
あんなに真っ黒or真っ白な絵面の作品ばかりを書いていた作者がメジャー寄りな作画を身に着けたのは凄い。
作画が大きく変化したシドニアでの成功が無ければブラムの再評価もなかったでしょう。
そしてこれまでの作品すべてに共通していますが、やっぱり作者の人間嫌い的なところが透けて見えます。
人間っぽい外観をしていても全員、厳密な意味では人間でない。
その上で人間関係の機微は描くけど、全ての作品が人外主人公ですから、そこになんらかの作者のモチベーションの源があるのかもしれません。
それと、インコンニウスの城塞の舞台も寒冷化した地球でしたから、舞台設定が似ています。
以前は地球温暖化で四季が消えたとか推移が上昇して陸地が減ったという作品設定が多かったのですが、今は地球寒冷化がブーム?
地球温暖化はビジネスだったという言説もあるようですから世相が反映されているのかも知れません。
ともあれ、二瓶さんの作品が好きな人はチェックする事をお勧めします。
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