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若者は犠牲になって死ね?鉄血のオルフェンズの感想

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ネット配信されるようになったおかげで20年ぶりにリアルタイムで追いかけたガンダム。こんな有様になるとは思ってもみず、ひど過ぎなので色々書いてみます。

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あーーー、ダメになるだろうなと思っていながらも、モヤモヤ解消のためだけに見てきたシリーズがようやく終わりました。

最終回まで見終わった感想としては、ひどいとしか言いようがないです。

Twitter上で見かけた感想には賛否両論あるようですが、モダンとしては最悪レベルの作品だと考えます。

ただし、物語の着地点としてはアリだと思うけど、そこに至る過程を含めてダメ過ぎると思うのです。

それではどこがダメなのか、ストレス発散の為にいちいち書いていきます。

鉄血のオルフェンズのダメなところ

まず最初に思い浮かぶのがコレ。

キャラクターが突然バカになる

2期になって特にひどいと思ったのは、マクギリスとイオク。

マクギリスに関しては、もっと考えている有能な人物だと思われたのですが、まさか水戸黄門の印籠よろしくシンボル(バエル)を奪取したら組織が自分のものになると考えていたというトンデモ展開。

そのお気楽さでどうして陰謀を張り巡らすことが出来たのは本当に不思議。

そこまでして手に入れる必要がある機体なら、何らかの特殊な機能があるのではないかと逆に視聴者の方が深読みをしていたくらいですからね。

バエル奪取後はその不自然さを補強するように「力」うんぬんとか、虐げられてきた過去などがクローズアップされましたが歪すぎ。

その上、思わせぶりな事を言っておいて最後に出来る事が一人で大暴れっていうのも笑ってしまいます。

彼は目標の為に自分を殺して我慢が出来る男だったはずなのに何でこんな事になったのか。

何となくガエリオと理解しあった事でドラマチックな空気で終わりましたけど、統合失調症を患っていたのではないかというレベルで心理導線がおかしい。

好意的に解釈するならミカヅキの強さに心惹かれたと言えなくもないですが、やっぱり無理!

イオクに関しては物語を強引に進める為に視聴者だけでなく、作中でもバカ殿扱いされる人物として描写されていますが、それでもヒドい。

当初はギャラルホルンという腐敗した組織が持つ硬直性やナチュラルな差別主義、為政者の無為無能を描写する為のキャラクターだと思って見ていたのですが、単に物語を転がすための便利で不快なだけのキャラクターになっていました。

最後には視聴者のヘイトを受けてペタンコにされましたけど、そこに至る経緯も不自然で意味が分かりません。なんだこれは?

クーデリアとアトラの扱いが変

特にクーデリア。

一期では革命の乙女として、鉄華団と一緒に艱難辛苦を乗り越えて地球にたどり着き、遂には目的を達しましたが二期では完全に空気です。

まったく物語に絡みません。

「家族」がヤバい方向に向かっているのを間近で見ているのに何も行動しないというのは、明らかに彼女らしくない。

クーデリアがそういう大人しい女性だったら、一期で家の言いつけを守っていたハズです。

ラストでは愛する男や家族たちを殺しにした男(ラスタル)と未来のために手を結ぶという大人の選択をしますが、これも途中経過が省かれているせいで唐突感があります。

オルフェンズが本当に任侠ガンダムだったとしたら、調印式でマシンガン乱射だったでしょう(笑)

アトラに関しては赤ちゃんが欲しい発言から完全におかしくなりました。

当初は自分の身を顧みず戦いに身を投じるミカズキを心配する女、という役回りだったのに子供が出来てからは淡泊になった。

ラスト、ミカヅキがMSに乗り込むシーンなどは絶対に再会出来ないと知っていたはずなのにキスしてアッサリと送り出します。

自分の中には好きな男の子供がいるから父親は死んでもいいって考えるか?

彼女も鉄華団全滅から次世代への希望をつなぐエンドに持っていく為の道具的な役回りに堕とされた被害者だと思います。

キャラクターの退場のさせ方が不自然

とにかくヒドい。ヒットマンが突然現れてパンパン。

便利に使い過ぎです。

オルガもラフタもフミタンも暗殺で命を落とすハメになった訳で、世界を動かすには陰謀やテロリズムこそ一番だって言いたいのでしょうか。

ヒットマンだけでなく、ダインスレイブもヒドい。

禁止兵器という事でチートな性能を持っていますが、取り締まる側であるハズのギャラルホルンが乱射してきます。

しかも口実作りに自作自演を行うし、物語を都合よく進める為の道具といった感じでとにかくイライラします。

しかもラストでミカヅキとアキヒトを討ち取るために安全な衛星軌道上から使ったのは物語展開としていいかもしれませんが、主人公が散る時のカタルシスを一切感じさせない展開でした。

ライバル不在のガンダム。ほんとに鉄華団が主人公なのか疑う展開です。

何というか、全てが雑なんですよ!

キャラクターを退場させるならそれなりの舞台が必要でしょう。

これでは決められた展開をたどる為のコマにしか見えません。

脚本家は鉄華団が嫌い

死んだと思ったら生きていた、というのはガエリオだし、殺されかけたことで甘さを捨て忠臣のバックアップで強くなるとか、圧倒的な強敵に一蹴されるけどやっぱり生きてたとか、本来なら主人公サイドで起きるべき展開が圧倒的に強者であるギャラルホルン側で起きていました。

どう考えてもガエリオ・ジュリエッタの主人公視点で物語を見た方がスッキリするでしょう。

ジュリエッタも何故か死なずに生き延びてカップルになっていたし、完全に贔屓されてますよね。

他にもシノとヤマギのホモっぽい関係性とか、何故そこに力を入れるのか分からないです。

孤児や被差別者ばかりの鉄華団が恵まれた彼らの更なる成長の肥しになったとしか思えなくて本当に不快。

まったく感情移入できないです。

だって大半の人間は貴族か平民かって言ったら平民側でしょ。

結局は生まれと立ち位置が全て。

ラスタルの変節

これも凄く不自然。

ラスタルがいわゆる汚い大人の代表だという描かれ方をするのはいいです。

ただ、これまでに阿頼耶識手術を受けた戦災孤児を宇宙ネズミとか言って蔑視していた彼が撤廃条約に調印するというのは唐突です。

これってラスタルが選民主義でナチュラルな差別主義者である描写でしょ。

また、自分が初代代表になるにせよギャラルホルンを民主化する意味が分からない。

冷徹な秩序の維持者という立場からすれば、圧倒的に有利な立場になった事でさらなる体制強化が出来るはずで、ギャラルホルンを民主化する意味が分からない。

要するに、鉄華団の犠牲で体制が変革されていい世の中になりましたよ、というエンディングの為だけの展開でしょう。

ラスタルも脚本の犠牲者。

全部言葉で解説

最終話、ジュリエッタとガエリオの語りでギャラルホルンに対しての鉄華団の立ち位置を解説していましたが、取ってつけたような解説でイラっと来ました。

映像作品なんだから全部言葉で解説せずに、絵作りで見せて欲しいところです。

プロの作品のはずなのに本当にヒドい。

このガンダムのプラモ欲しい?

これは物語とは違うレイヤーでの不満なのですが、全く見せ場らしい見せ場が無く、MAP兵器で敗北したガンダムって欲しい?

商業的な面として、ロボットアニメがプラモを売るための22分のCMだという意見を改めて否定するつもりは無いし、むしろ十分にあり得る事だと思います。

そして、そのレイヤーで作品を評価したら本作は明らかに落第点でしょう。

ライバルキャラはいないし、遠距離射撃で一方的に壊されるし、量産機に囲まれて止めを刺されたり、首を上げられちゃったりするのですから見せ場がありません。

いくらかっこよくてギミックがあってもロマンが無いですよね。

脚本家について

正直、モダンは本作の脚本家の岡田麿里さんについては全く知りません。

しかし、マリー脚本とか色々言われているのを見て過去作を思い起こしましたが嫌われるのが良く分かる、という感じです。

原作付きでもない限りは作品がどんどんおかしくなっていく感じ。

タンブラーでスタッフに岡田マリがいる時の視聴覚悟の10箇条が流れていたのも納得でした。

  1. 世界観や設定は意味をなさない
  2. 謎や伏線はひっぱるだけだから気にするな
  3. 腐女子妄想キモホモ
  4. 独りよがり恋愛を引っ張る上に話やキャラはスッカラカンだ
  5. 構成や伏線処理を期待してはならない
  6. その癖、あざといエロやネットの媚びだけは一人前
  7. シーンの繋がりは期待しても無駄だ
  8. キャラの行動や心理やセリフを理解しようとするな
  9. 原作アニメでメインをはった時はその作品を諦めろ
  10. 時間の無駄を覚悟しろ

ここまで長々書いてきた不満点がシンプルにまとまっていますよね。

ほとんどそのまま当てはまるので笑ってしまいました。

もちろん、展開の不味さは監督と脚本の二人三脚ですから、脚本家だけに問題があるはずがありません。

監督が鉄華団は壊滅エンドで、オルガとミカヅキのダブル主人公は死亡、子供だけ残る。

鉄華団の犠牲で世界が良くなるっていう絵を描いたから、その着地点に到達するためにシナリオが組まれるわけです。

しかし、その大筋をなぞるにしても過程が脳死状態で不快感しかないのはどういうわけなのか、と。

シナリオ展開によって補強された着地点から、作品のメッセージを読み取ればメチャクチャ不快になるだけです。

最後に作品メッセージについて

もともと鉄血のオルフェンズ世界に戦災孤児や貧困、差別が存在するのは為政者の責任でしょう。

彼らが選民貴族主義で政治を動かしているなら、尚更その責任は彼らに帰すことになります。

しかし、その状態では生きていくことが出来ないからオルガやミカヅキはMSを操り、鉄華団という集団を作って権力に抗ってきた。

その結果、権力が揺らいだせいで為政者が心を入れ替え多少なりとも世界がマシになりました。

ただし、人知れず鉄華団は壊滅したけどねって、つまり既存の強固な組織を改革するには若い血が必要だって事でしょ。

しかもエンディングにおいて、まるでそれがいい事だったかのように演出している。

これはアニメの世界の話ではなくて、あらゆる組織に言える事で特に政府や大企業には当てはまります。

大体において、責任を取る羽目に貼るのはトップではなくて下々のものだし。

国会やら東電やら東芝やらシャープやらいくらでも例はあるでしょう。

トップが頭を下げたところで、解雇される平民の苦しみの100分の1にも値しない。

誰か失政の責任とった奴いるのかよ!

政治家は落選で責任を取るとかいうけど、それでしちゃかめっちゃかにした状況がチャラになるはずが無いし、どれだけ自分の価値があると思っているのか。

思い上がりも甚だしい。

ムカつくんですよ、そんなの。

下々の者は命を犠牲にしてでも偉い人を改心させろなんて、ロボットアニメとして日曜日の5時から子供に見せるべきなの?

※または、権力者を改心させるには大量の血が必要ともいえる。

しかも吐き気がするのは、そんなメッセージが込められた作品に世界が良くなったのだから主人公は目的を達成した良いエンディングだったと称揚する人がいる事。

単に思慮が浅いのか、コメント工作なのか、自分には関係ないと思っているのか、どちらにせよ信じられない。

Gのレコンギスタは主人公がサイコパス的な上に作品全てがとっ散らかって何が起きているか意味不明な作品でしたが、本作は明確に不快だと思いました。

本作も2期から鉄華団が権力や世直しから距離を取って、アジールを作る方向にもっていけば共感できたのに。

とにかく色々と言わずにいられない作品でした。

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