5月発売のニュータイプで今回のエピソードが終わり、また長い休載期間に入るようですがここでは作風の変化等について色々書いてみたいと思います。
まずはひそかに期待していたミラージュのGTMの脚部は今月も明らかにならず残念!
ただ、ツバンツヒの独白から想像するに、足についたエンジンの排気管や吸気管がGTMのフレームになっているというイメージなのだと思います。
FSS的にはイレイザーエンジンのエネルギーバイパスがGTMのフレーム(骨)になっていると思います。
答え合わせが何年後になるか分かりませんが、取りあえず2017年時点の予想という事でココに書いておきます。
物語展開についてはまあ、予想通り。
ただファティマの扱いや物語の転がし方について色々と思うところがあります。
作風の変化
明らかにファティマことオートマティックフラワーの描写に力が入っていますし、カワイイ系の描き方をしています。
当初はフリーキーで怪物的なイメージがあったのですが、最近の連載では完全に萌えキャラ系ですよね。
おそらくファティマらしい妖精的・怪物的な描写は映画ゴティックメードのラストで打ち止めでしょう。
ヒュートランがピーキーになったのが妹の性能に嫉妬したレレイスホトが時速250kmで沖縄生島豆腐をぶつけたせいとか、それを指摘されて戦闘不能になって撤退に追い込まれるとか。
これって笑うところなのか、結構マジメに読み方に悩みました。
いや、シーンとしては凄く楽しいし、美人で意地悪で実は脆いレレイスホトにはかなり萌えると思うのですけど、物語展開のシリアス度とギャグ時空の情報量がかい離していて不自然なんですよね。
大筋では劣勢のハスハのピンチにコーラス・ミラージュの乱入でバッハトマの連合軍が撤退するという流れがあって、その中で超帝国剣聖の制限付き転生体であるナオが凄みを見せるという展開が決定されていたはずです。
しかし、そのギミックとしてレレイスホトが戦闘不能になる理由付けがギャグって・・・。
「ますた~っ!!ダメですにゃ~ わ~ん わ~ん」ってマジかよ。
にゃ~って凄いな。
他にもギャグ的な動機が物語のトリガーとなっている描写が目立ちます。
7巻のパイドバイパーVSヤクトミラージュのようなドキドキするシリアス展開はついに訪れませんでした。
ここまで露骨に萌えを前に出している以上、明らかに作風の変化したとみて取って間違いありません。
ほぼ確実に硬質な物語だけを描くのに疲れてきて、女性キャラを描きたい欲求が出てきたのだと思います。
これは作品に現れる前からニュータイプ誌でのインタビューからうかがえます。
明らかにカドが取れてきて、疲れてきた感じがしますね。
いつの頃だったか忘れたけど、ニュータイプのインタビュー記事の中でかわいい子が出てきて歌ったり踊ったりするだけでもいいと思うとか、エ〇アニメやエ〇フィギアもっとやれみたいな発言をしていて驚いた覚えがあります。
FSSの資料集なのに何故かヘビメタのCDだけを紹介していたような頃からは想像がつかない現状です。
永野護もすでに57歳だし、クリエイターとしての力が弱っているのかもしれません。
ただし、ここで誤解してほしくないのはこれは批判ではないという事。
オタク全般に言える事なのです。
古参のオタクがけものフレンズを高く評価するのもエネルギーの低下と重大な関係があると思います。
そしてモダンのようなずっと追いかけている古参のファンからすれば、ジョーカー太陽星団の物語としてキリのいいところまで書き終えて欲しいし、シェアードワールド化して整合性チェックだけ作者が行う体制を作ってほしいところです。
シェアードワールド化についても10年近く前に「将来的には考えがある」ってインタビューで答えていましたから、あとは角川と権利関係で折り合えば実現すると思うのです。
これならガンダムのように年表の中で無限の広がりを得るコンテンツになるでしょう。
追記
ニュータイプの特典に、けものフレンズのクリアファイルが付いていたのはちょっとうれしいかもしれない(笑)
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