取りあえず備忘録的にまとめました。オタクだから仕事が忙しくても作品チェックは欠かせません。もはや呼吸と同じです。
6月末から7月頭にかけてクッソ忙しくて、それから1週間程時間が出来たと思ったらまた1週間の缶詰。
ホント朝の9時から夜中の3時まで仕事の日々がずっと続くのは勘弁してほしいですね。
仕様変更はもう嫌じゃ。
何しろこの1週間、レンタルオフィスにも行けず、ずっと事務所に籠ってコンビニと近所の蕎麦屋にしか出向いていません。
会話を交わすのはクライアントだけ。
そして、1週間で60回の通話記録。
もっとも、フリーランスなので仕事が無いより1万倍くらいマシなんですけど(自己責任)
まあ、こんなシケた近況を書いても仕方ないので、時間がある時に見に行った作品やら何やらについて紹介します。
ハクソー・リッジ
メルギブソン監督による沖縄戦の映画です。
アメリカ人目線による日本軍を描いた作品は硫黄島からの手紙がありますが、アレよりもプライベートライアンに近いです。
滅茶苦茶日本兵が強いし、戦争は惨いしで映画館で見るべき作品だと言えます。
ただし!
重要なのはそこではなくて、主人公のデズモンド・T・ドスです。
彼は実在の人物で、しかも銃を撃たない衛生兵として戦争に参加して沢山の同胞を救った英雄です。
彼はトンデモナイ信念があります。
自分で志願して軍隊に入ったにも関わらず、信仰上の理由で絶対に銃に触らないのです。
当然のことながら軍隊では示しがつかないので、イジメられたり、いびり出されそうになるのですが絶対にそこを曲げません。
最後は軍法会議まで行くのですが第一次世界大戦に参加した父親の根回しでなんとか無理を通してもらいます。
まあ、詳しい内容は公式サイトでも見てもらえばいいので書きませんけど、コレって凄いですよね。
何が凄いかって軍隊に志願したけど銃を持ちませんっていうのが許されちゃうこと。
フルメタルジャケットのほほえみデブよろしくイジメを受けても絶対に信仰を曲げない。
スーパー精神主義の旧・日本軍だったら絶対に存在を許されない奴ですよ。
そして最終的に衛生兵として激戦のさなかに沢山の負傷兵を助けて英雄になるのですが、映画が彼を手放しで英雄視しているかと言ったら疑問です。
何しろ人間との距離の取り方が分からないのか、初めてのデートでいきなりキスしてドン引きされたり、なんだか眼球が左右にふれていて、体の使い方もふわふわしてます。
だから、デズモンドがちょっと「特殊」な人だな、っていうのは絶対に感じるはずです。
この尋常ではない感じ、俳優さんの演技が滅茶苦茶うまいからこそ醸し出されるオーラです。
そんな特殊な人だから軍隊に志願しておきながらライフルは持てないなんて事を貫けるのでしょう。
普通の人には絶対に無理!
それと軍隊の訓練基地。
志願して来た兵隊がみんな貧乏でまともな教育も受けず、しかも全裸でアレを見せびらかすようなちょっとヤバい人達っていうのが凄い。
そういう人達に教育し訓練するのがどれだけ大変か。
ましてや聖書絶対マンがいたら・・・・。
軍隊の教育機関としての一面を感じます。
これは日本映画だったら、寅さんで有名な渥美清さんが主演の拝啓天皇陛下様と通じる点があります。
貧民や見捨てられた人達の教育機関としての軍隊、という視点で映画をみるとすごく興味深い。
コレは作品単体としても凄まじい名作なのでおすすめ!
フェイトグランドオーダー
・・・遂に手を出してしまった。
艦これにちょっと飽きてきたし、気晴らしのつもりで始めたのですがガッツリハマりました。
現時点でマスターレベルは110。課金額は2万5000円くらい。
星5サーヴァントはエルキドゥ、ナイチンゲール、アルテミス、酒吞童子、白ジャンヌの5人。
星4でブラヴァッキー、エリザベートにトリスタンとランスロット(剣)、茨木童子も引けたからまあ悪くは無いかと。
取りあえず終章まで終わらせてイベントで素材集めしてます。
ソシャゲはあんまり詳しくないですが、群を抜いてシナリオが面白いですね。
スーパー偉人・英雄大戦って感じで基礎知識があると一層楽しめます。
テスラとエジソンとか大分笑わせてもらいました。
それと、ナイチンゲールがバーサーカーなのは藤田和日郎さんのゴースト&レディの影響が出てると思う。
まだ読んでなければ絶対に読んで欲しいですね。名作!
ちなみに放送中のアポクリファではFGOに出てきた(逆だけど)サーヴァントが活躍するので毎週楽しみにしてます。
モードレッドがあんなに可愛いとは・・・でも引こうとすると地獄を見そうだからガチャは止めとこ。
育成する余裕も無いし。
そして、フェイトと銀河英雄伝説のファンだったら、この二次創作を絶対見るべし。
ヤン・ウェンリーがアーチャーとして冬木の聖杯戦争に参加する作品ですが、めっちゃ面白い!
伝奇作品にありがちなお約束を次々と突いていきます(笑)
文章も読みやすいし、ボリュームも凄いので徹夜間違いなしですよ。
オーバーロードもハーメルンに面白い二次創作が多いので、今度まとめて紹介記事書こうかな。
Re:CREATORS(レクリエイターズ)
とあるお人がお勧めしていたのでチェックしました。
人は、その手で多くの物語を創造してきた。喜び、悲しみ、怒り、感動。物語は人々の感情を揺れ動かし、魅了する。 しかし、それは傍観者としての感想にすぎない。もしも、物語の登場人物たちに“意思”があるとしたら、彼らにとって、物語を産みだした我々は神の存在なのだろうか?–我らの世界に変革を。–神々の地に制裁を。「Re:CREATORS」誰もが皆、《創造主(クリエイター)》になる。
と、の事ですが、作品世界に自分が転生するのではなく、人気のある作品からキャラクターがこちらに呼び出されて大変な事に、という作品。
クオリティが凄く高いし、シナリオも面白い。
コレについてはなんかコイツ西尾維新っぽいな、とかキャラクターの元ネタが誰、というのは兎も角として、気になったのは共通認識が世界やキャラクターを実在させるって事です。
東方でも艦これでもフェイトでも二次創作が盛んな作品は元の作品を超えてはるかに世界が広がっていきますが、人間個人の認識や何やらと合わせて一度がっちり記事を書いてみたい。
凄く密教的なんですよね。アルタイルこそ○○○○だ。
幼女戦記
ちょっと古いですが、今更ながら全話をアニメで見ました。
原作やウェブはどうしても文体があわず目が滑るので読んでいなかったのですが、アニメは最高です。
渋いオッサントークとターニャ・デグレチャフのちょっと潰れた声がいい感じに混じっていて癒されます。
やっぱりオッサンと幼女だよね(笑)
音や作画も凄く良くてアニメ単体として十分楽しめます。
なお、レクリエイターズと合わせてアマゾンプライムについてくるアマゾンプライムビデオで見られます。
最近はビッグオーとか星界の戦記とかメイドインアビスとか品揃えが凄いのでコスパは最強だと思う。
東京タラレバ娘・最終巻
何というか投げたようなラストというか明らかにもう知らんって感じで投げ捨てていた。
作者本人のキャパシティを超えたテーマを扱ってしまったが故の必然でしょうね。
まあ、私も独身なので人の事は言えませんが、上から目線でボコボコに叩いて作品ネタにするのなら最後までちゃんとやれ!とは思う。
しかもアマゾンの書評欄によれば本人は離婚しているらしいし、それっていったいどうなのよ?
不快感を煽ってフックにした、という意味ではマーケティングは大成功、やったね。
ファイブスター物語
ページが減った状態でも連載してくれればそれで御の字。
ここ数年を振り返ると、色んな意味で作者も丸くなったな、と思う。
多分ゴチックメードでやり切った感が出ちゃったのかも。
足の件は全く予想していない方向性でしたけど、これもデザインだけで終わりそうです。
早くシェアードワールド化した方がいいんじゃないか、と思うこの頃。
その他
ハンターハンターが連載再開していますが、ジャンプの他作品とカラーが違い過ぎて違和感が凄い。
ホントは別の掲載誌に移った方がいいと思うけど、部数が減るのが嫌なんだろうな。
暗黒大陸につくまで5年はかかりそう。
気長に単行本を待ちます。
ベルセルク・・・は別に記事書いてましたね。

甘々と稲妻9巻、相変わらずのクオリティで癒されます。
ちゃんと作中時間が進んでいるのがいいです。
長々書いてきましたが、とりあえずはこんなところ。皆さんのエンタメ生活の一助となれば幸いです。
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