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サトコとナダはイスラム教漫画の傑作!感想

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久しぶりの記事更新ですが、相変わらずあちこちのジャンルを乱読していました。そして見つけたのがユペチカさんの「サトコとナダ」!絶対におすすめの一冊です。

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イスラム教というと偶像崇拝禁止の関係があったり、悪魔の詩を訳した人が殺される事件があったことで漫画や映画、小説から腫れもの的に扱われてきました。

世界中にたくさんの信者がいてメジャーな宗教なのに話題に出来ないから理解が深まらない。

何しろあの女神転生でもY・H・V・Hが出てきてもアッラーは出てきませんからね。

ギリギリのラインが天使くらいでしょうか。

アズラエルとかイスラフィールはメガテンでも昔から登場していますね。

アズラエル

もちろん、世界スーパー偉人大戦のfateでもイスラム系偉人ネタは出てこないでしょう。

ネロ帝やアッティラ、アーサー王を美少女にする事は出来ても、サラディンを女体化したら世界的に大変な事になると思う(笑)

イスラム教は食べ物や礼拝、服装などタブーが多く、こちらが十分に配慮しなくてはいけないという事で、題材にしづらい宗教なのです。

実際、私が知る限りでもアラブの国に日本の中古車を輸出する仕事をすることになった時、こちらの事務所内に「お祈りスペース」を作る事が条件として出されましたから、イスラム側が日本に合わせてくれる、という事はあまり無いように感じます。

立場を変えて、こっちが向こうに行っても日本の習慣に合わせてくれるわけでもないし・・・・私の個人的な経験だけですけどね。

しかし、そういった近づき難さを一気に払しょくするのがこの作品です。

サトコとナダ 1 (星海社COMICS)
ユペチカ
講談社
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内容と感想

本作はアメリカの大学に留学しているサウジアラビア出身のイスラム教徒女子大生、ナダの元に日本の女子大生サトコがやってきてルームシェアして暮らすというもの。

いわゆる異文化交流がメインなのですが、本当に面白い!

ニカブをかぶれば身だしなみがだらしなくてもばれないとか、ヒジャブを脱ぐのは女の前だけだから好きな服を着るとか。

サトコとナダ・ニカブ

イスラムでは女性が抑圧されているイメージが強いですが、我慢できないくらいに女性蔑視が酷い宗教だったら世界宗教にならない訳で、実際の運用は緩い事が分かります。

定番の食べ物ネタや女子会ネタなどは世界共通ですし、思ったほどメンタリティが違うわけでもないようです。

ちなみに本作にはイスラム教徒の西村マリーさんが監修についているので内容に間違いありません。

以前、西村マリーさんのトランプ大統領関係の著書を読んだことがあったので名前を見て驚きました。

文化と常識の違い

サウジアラビアでは女性が運転免許を取れないとか、運動の授業がないとか、映画館は男女が一緒に座るから禁止とか、学校が男女別だというのは、日本やヨーロッパの感覚からするとギョッとしますね。

もちろん、常識は特定の時代の特定の地域だけに通じるルールなので西洋・日本式がいいとは一概に言えません。

実際、女性の社会進出や労働を全面的にオープンにした国はほぼ全て少子化しています。

子供が減っていくという事は民族が衰退しているという事。

子供が増えていると言われるフランスですが、本当はイスラム系住民の出生率が高いだけです。

マスコミはワークシェアリングや女性の働く条件を良くしたとか、補助金を出したことが少子化から回復した理由だから日本でもやるべきだと言っていますが、全くのウソです。

何しろDVや自殺、性差別大国で超重税の上に低福祉のフィンランドや北欧諸国を理想の福祉国家のように宣伝したり、北朝鮮を地上の楽園と呼んでいたマスコミです。

ほんとに昔から日本DISの為に都合のいいウソばっかりついているので奴らは信じるに値しません。

そんなはずがない、モダンの言う事の方が嘘だと思うのなら「フランス 出生率 イスラム」等で検索して調べてみる事をお勧めします。

・・・・閑話休題。

マスコミのウソ報道はさておき、子供が増えて世界中に広がっていく文化や民族に対して、少子高齢化で衰退しつつある民族どちらに未来があるか、といったら増えていく方でしょう。

なにしろ社会システムが男性同様に女性を遇するようになったのは歴史が浅く、人類史のすべての期間において文化や社会システムは性差を考慮したものになっています。

それを権利を一緒にするから男と同じようにせよ、となれば、女性がまだ生まれていない子供よりも目の前の仕事を取るのも当然です。

そうなれば、人間の再生産が行われなくなるので集団としては衰退していきます。

社会システムに合わせて個人の選択を最適化した結果、全体が沈下していくのです。

ここで予想される突っ込みに対して先に言っておきますが、私は女性の権利を制限して家に縛り付けて「生む機械」にしろ、と言っているのではありません。

どっちの文化の常識が正しいか、という判断は出来ないという事を言いたいだけです。実際に起きている社会問題の解決策は私が語るには大きすぎるテーマですし。

だからこそ、この漫画はイスラムへの先入観を薄めてくれるので文化の相互理解を助け、疑った事のない自分たちの常識を客観視する機会をくれるのです。

東京ジャーミーでイスラム教に触れてみる

あまり知られていない事ですが、日本にもモスクはあります。

日本最大のモスクは代々木上原にある東京ジャーミーです。

誰でも訪問することが出来る施設なので一度行ったことがあります。本当に美しい建物です。

礼拝堂には十字架のようなシンボルや神の像はなく、非常にシンプルですが空間自体が素晴らしい!

テレビだと薄汚れた人々が埃っぽい地面に手をついて拝んでいるシーン等、不衛生で未開なイメージばかりを目にしますがコレが本物です。

東京ジャーミー礼拝堂

東京ジャーミー

東京ジャーミーでは「アッラーの使徒ムハンマドの言行録 40のハディース」という小さな冊子が無料でもらえるので、内容を読むとイスラム教理解のきっかけになると思います。

内容には豊かな人が招かれ、貧しい人が招かれていない宴は良くない宴である、とか、ムスリムとは人々が彼の振る舞いや言葉に安心できる人のことである、とか凄く真っ当な事が書いてあります。

イスラム教が単に狂信やテロ、タブー、礼拝と女性蔑視の宗教だと思っている人は一度足を運んで生の情報に触れてみてはいかがでしょうか。

サトコとナダは凄く良い作品なので是非手に取ってほしいですね。

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