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ダンケルクの見どころと感想|音のサブリミナル

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評価がかなり分かれている事が気になるダンケルクを見てきました。これは映画という枠組みを拡張するエンタメだと思います。今までと同じ見方をしたらつまらないかもしれないですね。

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アンチクライマックスに感想から言ってしまえば、ダンケルクは体験型アトラクションとして面白いです。

ダンケルクに低評価を付ける人はストーリーや構成が甘い、クリストファー・ノーラン監督の映画として微妙だと考えているに違いありません。

なぜただの映画がアトラクションなのかというと、4DXが座席周りにガジェットを集めて揺らしたり、空気や水を吹きかけているのに対してダンケルクは音の要素がものすごく強いからです。

実際の画面上で起きている効果音とは別に、背後で常にカチカチカチカチと秒針が動く音が聞こえていたり、登場人物の心音がドクドクドクドク脈打っています。

例えば遮蔽物が何もない砂浜で脱出船を待っている時に戦闘機が近づいてきます。この時に画面中の人物の緊張感と恐怖が高まるにつれて心音がどんどん早く強くなり、ついに爆撃!

こんな具合に主人公の心理状態とシンクロしやすくなるのが凄い。

音が映画の世界への臨場感を強める効果が強いので凄くハマリます。

Twitterのハッシュタグにあるダンケルク体験っていうのがまさに当てはまっていますね。

従来だったらカット割りを細かくしていくとか、爆撃機の音が大きくなるという登場人物の外にある音で緊迫感を演出していましたが、ダンケルクは積極的に登場人物と視聴者をシンクロさせていく作りなのです。

そして面白いのが個人差です。

私は劇中で常になっている時計音や心音がかなり気になったのですが、一緒に見に行った友人には背景音が全く意識にのぼっていなかったのです。

時計の音や心音が意識にのぼらないという事は友人にとっては音のサブリミナルだったと言えるでしょう。

サブリミナル効果は本当か?

サブリミナルというと、オウム真理教がアニメの中に教祖のコマを紛れ込ませた事件が有名ですし、映画にコカ・コーラの画像を仕込んだら売上が伸びた、という話もあります。

詳しくはWikipediaに記載されているので調べれば良いですが、例として挙げられているのはどれも視覚への働きかけです。

最初に整理しておくと、サブリミナルが法律で禁止されているのは事実です

これに対して、サブリミナルの効果については嘘っぱちで、実は効果が無いというのは噂のレベルに過ぎません。

実際にサブリミナル効果なんて無いよ、早すぎて見えないもんっていう認識の人も多いでしょう。

しかし脳機能学者の苫米地英人博士が著書やニコ生で「本当は凄い効果が出たけど危ないから効果が無いという事にして禁止することにした」と述べています。

本人がサブリミナルに関する放送法の立法に関わったとの事ですからサブリミナル効果は真実だと考えるのが妥当でしょう。

BGMで視聴者の心理を操るのは違法ではありません。

ホラー映画のショック音やおどろおどろしいBGMは誰もが納得するところです。

ダンケルクの感想と特徴

ダンケルクは3つの画面が時間ザッピングで一つのストーリーを作っています。

大敗北のダンケルクから逃げ出すのに必死の歩兵、ダンケルクで取り残された兵隊を助けに向かう民間遊覧船の乗組員、スピットファイアで空中戦を繰り広げるパイロット。

この時、シナリオに沿って映画の開始から終了に向けて一直線に時間が経過するのではなく、時間がバラバラなのですが、分かりやすいので全く苦になりません。

極限下での人間ドラマも見どころだと言えます。

しかし、この映画で重要なのはシナリオではなくて体験だと思います。

自分がダンケルクのあの場所にいたら?という体験が映画館で出来るのです。

これがダンケルクのキモでしょう。

実際、映画の撮影に使ったフィルムが特殊だとか絶対にCGを使わないようにしたというワキの事情もありますし、見せ方にこだわった作品です。

CGてんこ盛りのトランスフォーマー最後の騎士王と比べると、スピットファイアの飛行の微妙な傾きや揺れ等、意識にのぼりづらい細かいところを大事にしていると感じました。

むしろCGは便利でハデだけど、きれい過ぎるのではないか、とすら思います。

そして、ダンケルクの本質が体験だとすれば、それは自宅の映像設備では再現しづらいのです。

最近はネット映画環境が整っているので、かなりの作品を月額会費だけで見る事が出来ますし新作でも数百円で視聴可能です。

こういった映画なんてネットでみればいいや、という風潮に対して、映画館に行く事の特別性を出すために体験を重視しているムーブメントの一つではないかと思うのです。

映画開始時間から10分以上新作予告が続いた挙句、お金を払って映画館に来ているにも関わらず映画泥棒のコントを見せられたりと、面倒が多い映画館です。

大スクリーンや整った音響など、その時、その場所でしか味わえない体験がないと映画館に来てもらえません。

その点、ガルパンは通常上映だけでなく、立川の爆音上映や4DXなどかなり上手く「体験を売る」方向にシフトしたと思います。

実際、何度も通ってしまいましたし(笑)

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ダンケルクは音の映画ですし、体験の映画です。

映画館でなければ本作の良さは伝わりません。是非見に行って欲しいですね。おすすめです!

 

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