【感想】サンダーボルトファンタジー生死一剣と2期について

サンダーボルトファンタジー生死一剣 映画

色々と年末進行が忙しいのですが、時間を作って劇場へ足を運んできました。見に行って良かった!

上映している劇場は少ないし、遠いし、上映本数も1日1本という少なさなので予定を合わせるのが大変だったのですが、その甲斐はありました。

意外だったのは女性客が半分を占めていた事。

個人的には武侠小説が好きなマニアックな人ばかりかと思っていたのですが、思った以上にすそ野は広いようです。

それではつらつらと書いていきます。

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殺無生編のあらすじ

本作は2つの独立したシナリオで構成されています。

前半が殺無生編で、どうして殺無生が凜雪鴉を狙っていたのか?というエピソードになります。

ざっくり言ってしまうと、凜雪鴉が殺無生を劍聖會の名誉を落とす為に道具として扱い、更生させる寸前まで誘導しておいてから裏切った、というもの。

凜雪鴉の用心棒を務めていた殺無生が暗殺者としての汚名や過去と決別するべく、凜雪鴉の誘導に乗って劍技を比べ合う大会「劍聖會」に出場するのですが、これが罠。

大会開始後に謎の弓使いが場者の大半を射殺してしまうのです。

出場者の大半が暗殺されるトラブルがありながらも大会が進む事を不審に思いながらも、不殺で大会を勝ち進み、生まれ変わる気満々の殺無生ですが、何か周囲の様子がおかしい。

捨て子だった自分を拾って劍技を教え込んでくれた劍聖が激怒しているのです。

そこまでして劍聖の称号が欲しいのか!

何の事か分からない殺無生。キレイな殺無生になったはずなのに。

劍聖の怒りの原因が分からないまま一騎打ちをするのですが、ギリギリの攻防の中で殺無生の剣が劍聖を貫いてしまいます。

劍聖の足には矢が刺さっていました。

しかも衛兵たちが殺無生を拘束しようとしてきます。意味が分かりません。

この仕掛け、実は凜雪鴉が狩雲霄と組んで作ったものでした。

凜雪鴉は出場者の大半を殺した弓使いを雇ったのが劍聖位を狙う殺無生であり、しかも矢を避ける事が出来た出場者には痺れ薬を盛ったという卑劣さをアピール。

既に暗殺者としての悪名を馳せている殺無生ですから、身に覚えがないといっても誰も信じません。

ハメられた事を悟った殺無生は襲ってくる気力体力の限界の中、衛兵たちを惨殺していきます。

凜雪鴉は何故こんな事をしたのか、というと「剣」そのものの誇りを盗み取るためです。

既に剣を極めている凜雪鴉ですから、剣自体の下らなさや限界を悟っています。

にも関わらず、剣技を競って殺し合いの業に名誉を与える劍聖會の存在がムカついたのでしょう。

ついでに殺無生を更生させるふりをしながら最後に裏切り、剣鬼の道へ突き落とす事も出来て一石二鳥で美味い。

殺無生にしてみれば育ての親が一生をささげた剣を汚し、自分に殺させた挙句に生まれ変わるどころか、悪名がとどろくようになってしまったのです。

しかも凜雪鴉の本当の目的は劍聖會の名誉を地に落とす事で、自分はただの道具だった。

1期で凜雪鴉を信用していなかったのも当然ですね。

救いがない話ではありますが、ピュアな殺無生が見られて良かったです。

アクションもいいですし、もちろん音楽も最高です。

アニプレックス
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殤不患編のあらすじ

こちらは1期と2期の間のエピソードです。

殺無生編がシリアスで救いがない虚淵チックな物語だったのに対してこちらはコメディ。

冒頭で凜雪鴉が殤不患一行の活躍を触れ回っているシーンから始まります。

場面が転換してとある村。

時系列的には1期の後ですから一人で放浪している殤不患が酒場に入ると、我こそが玄鬼宗を滅ぼした殤不患である!と名乗るおたふく顔の男が入ってくるのです。

酒を吹き出す殤不患。

殤不患はおたふく顔の男に酒をおごってやりながら彼の話を聞くのですが、語られるのはやたらと真実に近い情報とウソがまじりあった抱腹絶倒な物語。

一行の中で捲殘雲だけが省かれたり、殤不患と獵魅が一瞬で恋に落ちたとか、蔑天骸を倒したらルシファー(!?)みたいな魔王が出てきたとか(笑)

劇場で笑いが爆発してました。

おたふく顔の男はいわゆる「騙り」です。

しかし、彼は行き過ぎた騙り行為のせいで本物の玄鬼宗の残党に狙われてしまいます。

ついに追い詰められて殺されそうになるのですが、そこへ殤不患が現れて残党を一蹴します。

本物の殤不患を前に、おたふく顔の男は懐から玄鬼宗の仮面を取り出します。

そして玄鬼宗の落ちこぼれの脱走者で、自分というものがない人間なのだと泣きながら告白します。

玄鬼宗の知識がある自分なら殤不患の名声を騙って世をわたっていけるのではないか、と思ったとの事。

これに対して殤不患は一切咎める事なく許してやり、ニセ殤不患も玄鬼宗の仮面もいつか捨てられるといいな、と諭すのです。

ホント、男気ありますよね。

玄鬼宗の事はともかく、ニセ殤不患がどうして何故旅のエピソードを詳しく知ったのか尋ねるともちろん出所は・・・。

いつものように英雄譚を広めまくっている凜雪鴉の背後に怒りを抱えた殤不患が現れるシーンで終了。

そして西幽の地から殤不患に追手がかかるシーンがあります。断片的なのでよく分かりませんが新キャラが続々登場。

喋る琵琶と赤髪の男が鬼歿之地を歩くとか、かなり楽しみですね。

2期について

おそらく2期では西幽からの追っ手を逃れつつ、剣を封印する旅になるとおもいます。

その中で殤不患が西幽でどんな立場にいた人物なのか明らかになるでしょう。

裏切りもの、と言われていたので多分それなりに立場のある人物だったのではないでしょうか?

また、殤不患と凜雪鴉が合流したのでバディムービー的な作りになると思います。

同行者も増えるでしょうね。

それと、いまだに2期の開始時期や配信形態は不明ですが、個人的にはテレビが無いのでネット配信をしてくれると助かります。

それにテレビを持っていたとしても特定の時間にテレビの前にいないと見る事が出来ないのですから放送は不便に感じます。

いつでも好きな時にアクセスできる動画サイトが流行るのも当然。

ちなみにサンダーボルトファンタジーの1期はアマゾンプライムビデオのラインナップに入っているのでおすすめです。

追記

2期最高でした!

 

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