このところやたらと目がしょぼしょぼと疲れてしまって仕事になかなか集中できませんでした。そこで色々と試した結果、もっとも効果があったグッズを紹介します。マジでいいですよ。
そもそも疲れ目というのは正式名称は眼精疲労と呼ばれ、日本眼科学会によれば下記の定義をされています。
眼精疲労とは 眼精疲労とは、視作業(眼を使う仕事)を続けることにより、眼痛・眼のかすみ・まぶしさ・充血などの目の症状や、頭痛・肩こり・吐き気などの全身症状が出現し、休息や睡眠をとっても十分に回復しえない状態をいいます
まさに目を使う仕事を続けていますし、眼通や頭痛、肩こりが起きて、休んでも回復しきれません。
では、いったいどうやって解消するのかというと、なんと特効薬は無いと明記されています。
その上で有効な対策は下記の通り。
- 原因を特定して排除する
- 眼鏡が合わない場合は作り直す
- 目の病気があれば治療する
- パソコン仕事は適度の休憩をする
- ビタミン剤の配合された点眼薬や内服薬が有効
このように専門家の正式回答でも素人と同じような事しか言わないので、結局は自分であれこれ試して良い方法を見つけるしかないわけです。
眼精疲労の原因は複合的
解消法を試す前に原因について考えてみると、そもそも目の使い過ぎが様々な症状を引き起こしている事は間違いありませんが、肩こりや全身疲労に関しては一方通行ではありません。
目を使うから肩こりや全身疲労が起きるのではなく、肩こりをするから目が疲れるとも言えるのです。
なにしろ体のマッサージでコリがほぐれると眼の緊張も緩む事は紛れもない事実ですし、すぐに体感できます。
特に重要なのは肩と首です。
ここがほぐれると一気に目の疲れも軽くなります。
では体をほぐすことで目の緊張を和らげることが出来るなら、直接目を揉んだり動かせばいいのではないかという人もいますが、これは危険です。
眼球運動をやってはいけない
テレビ・雑誌・ブログメディアの多くでは疲れ目には遠くを見たり、眼球運動をすることが有効とされていますが、これは大間違いです。
何故なら網膜剥離を引き起こすからです。
これは日本最高レベルのスーパードクターである深作眼科の深作秀治医師が著書の中で眼球体操として流行った目を上下左右に激しく動かす運動を真面目に行った中年女性が何人も網膜剥離を起こして来院し、手術治療したと明記されています。
また、何故こんな適当な事がまかり通るかというと、お手軽な本でないと読者に売れないという理由もあるようです。
間違った努力ならしないほうが100倍マシというですね。
眼球は非常に繊細な器官なのであらゆる刺激を与える事は逆効果なのです。
これらの事実を踏まえた上で疲れ目に効果のあるグッズを紹介します。
効果のあるグッズ
まずは深作医師の著書でも推奨されていたブルーレイカット眼鏡。
これは以前にも記事にしたことがあります。
この眼鏡をかけているといつもより目が疲れづらくなることは間違いありません。
しかし、既に目が疲れて首・肩・体が重くて体調悪いという時にはあまり効果はありません。
電子レンジで蒸したタオルを作って目に当てたり、アイスチーマーを使った事もありましたが楽になるのは一瞬で、むしろ眼がかすみます。
そこで僕が最高に効果があると感じたのはこれです。
目元用もありますが、肩首用ならどちらにも使えるので選ぶならこっちです。
これはサプリメントや健康食品ではありません。
小豆のつまったパットです。
このパットを電子レンジで2分ほど温めて肩に乗せるとメチャクチャ気持ちよくて、緊張が一気にほぐれて楽になります。
暖かくなった小豆が蓄熱力に優れるので10分位は効果が続きます。
程よい重さがあるのも気に入りましたし、肌さわりが良くて袋もしっかりしているの破れたりしません。
正直、30分3000円のマッサージを受けるよりも効果があると思います。
同じような効果は蒸しタオルでも出来ない事は無いですが、すぐに冷たくなってしまいますし、何より濡れてしまうので服を脱がなくてはいけません。
このパットならワイシャツの上からでも十分に使えます。
デスクワークをしている人は一度試して欲しい逸品です。
最後に
こうしてちょこちょこと書いた記事を読み返してみると、睡眠とか目の疲れとか足の冷えとか全部がホワイトカラーの職業病みたいなものです。



僕と同じような症状に悩んでいる人はかなり多いハズですから、参考になれば幸いです。
こういう小さなストレスや体調不良をメンテナンスすることで大病を防ぐことが健康を維持し働き続けるコツだと思います。
僕の周りでは体調の変化に鈍感だったり、根性で我慢をする人はある日突然大きな病気になって入院するようなケースが多いです。
自衛隊のメンタル管理においては多少愚痴っぽい人の方がストレスに強く、限界まで弱音を吐かない人は一気に折れるという研究結果もあるようですから、体調に関しても同じことが言えるのではないでしょうか。
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