DEVILMAN crybabyの感想とネタバレ!大傑作なので必見です

DEVILMAN crybaby

デビルマンと言えば大量のフォロワーを生み出した超名作。今まで行く度もリメイクされてきましたがそのクオリティは微妙なものが多かったと言わざるを得ませんでした。

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しかし、今回ネットフリックスで独占配信されているDEVILMAN crybabyは凄まじい名作です。44年前の作品が鮮やかに蘇ったのです。

原作は自分が生まれる前の作品ですが、かなり好きです。そして何より資金潤沢なネットフリックスのリメイクは滅茶苦茶面白かったので、風邪を押してまで一気に見てしまいました。

原作のデビルマンについて

まず、原作はこちら。

流石に1972年の作品ですから今の漫画と比べて文法や演出技法が未発達だったりアラがあるのですが、テーマ性はピカイチである事は誰もが認めるところです。

恐怖と同調圧力に弱い人間の愚かさや残虐さを「悪魔」というフィクションを入れ込むことで見事に構造化してみせている文学度の極めて高い作品です。

デビルマンを評価するときにエログロ描写が凄かったからウケたのだ、という事をいう人もいますが、それは作品の表層に過ぎないでしょう。

テーマ性のみならず、表現技法もずば抜けていた為、様々なフォロワーとなる作品群が生まれました。

DEVILMAN crybabyのネタバレつき感想

ここからは本編視聴後の人を前提の感想となります。

正直、大分原作よりも分かりやすく、原作のエッセンスが凝縮されたと思います。

シレーヌとカイム

例えば、シレーヌとカイムの関係なども原作だとあっさりとしていますが、本作では要所要所でカイムがシレーヌにモーションをかけたり、ジェラシーを抱いている様子が分かりやすくなっていました。

この積み重ねがあるから明とシレーヌの空中一騎打ちの途中に雷撃で割って入ったり、自分の首を切り落としてシレーヌに合体させる展開も不自然ではなくなります。

ジンメン

取り込んだ人間の顔を攻撃しないと倒せないという卑怯系のデーモンですが、ネトフリ版ではなんと不動明の父親がジンメン取りつかれて母親を取り込んでしまいます。

明は渾身の拳で「自分は既に死んだのだから解放して!」という母親の願いをかなえるわけです。自分で両親を手にかけるという展開に呆然。

これは明らかに原作よりもキツさが増しているでしょう。

牧村太郎

ヒロイン、美樹の弟ですがデーモンに憑依されて食肉衝動が耐えられないようになってしまいます。つないであった犬を食べてしまった時はこの先の展開が読めてしまい、ぐえーって感じ。

時を同じくし街中で悪魔狩りが始まったため、家族に迷惑をかけないよう亜樹子は太郎を連れて家を出ます。夫ノエルは太郎と亜樹子を探しますが、発見したのはなんとデーモン化した太郎が亜樹子を捕食している真っ最中の時でした。

大きな目の付いた袋状のデーモンになった太郎が涙を流しながら母親を食べているのは地獄そのもの。瞬時に誰がどうなって何をしているのか悟ったノエルですが、キリスト教徒として手を下すことにためらいがあります。

そこへ悪魔狩りの隊員たちがやってきて、全員を機関銃でバラバラに・・・。

牧村美樹

本作のヒロイン。陸上の超高校級選手。

性格良し、ルックス良し、母性もあって彼女が行うリレーの「バトンをつなぐ」という行為が命や善意をつないでいくメタファーになっています。

そんな人類の善性の象徴ともいえる彼女ですが、原作通り暴徒に惨殺されてしまい物語は一気にアーマゲドンへと向かっていきます。

彼女の死をもって不動明が守りたい日常は全て瓦解し、デビルマンの物語は神話の領域へと離陸するのです。

飛鳥了と不動明

2018年にデビルマンを復活させるならこれしかない!という改変でした。

愛が無ければ悲しみも無い。

全てはこれに尽きます。

度々挿入されたバトンリレーの心象風景でも、最後の了がバトンを受け取らないんです。

でも最後の最後に、人類の全てとおそらくデーモン軍団の全てと不動明の命を費やすというプロセスを経る事で、ついに了は愛(バトン)を受け取ってしまったんです。

でも受け取った瞬間に失う事で悲しみだけが残る。

超然としていた了が遺体に取りすがっても悲しみが長くは続かず、慈悲として神の浄化が始まってまた世界はやり直しになる、そんな風に私は解釈しました。

明の人間性の特徴は共感(シンパシー)です。だから泣き虫。泣けない人に変わって泣いてくれる。悲しみを表現できない人に代わってくれるのです。

アーマゲドンの描写は素晴らしかったです。いわゆるドラゴンボール的な地形は地形破壊系アクションなのですが、アニマトリックス中のセカンドルネッサンスの終末描写も連想しました。

最後に

いや、もうホントに素晴らしすぎる。

DEVILMAN crybabyの監督は夜は短し歩けよ乙女とか、四畳半神話体系の人なのでアクション大丈夫かな、と思っていましたが全くの杞憂でした。

ちなみにどちらも名作なので見ておいて損はないです。

このところアニメが豊作でちょこちょこチェックしている作品がいくつもあります。

テレビの前にいなくても好きな時に見ることが出来るのがネット配信の良いところですね。

今月の気になる作品【2018.1】

 この記事へのコメント

  1. 流離のボブ より:

    湯浅監督の アクション + リメイクアニメ作品と言えば Ping Pong the Animation。2014年度のアニメではおすすめですよ。

  2. nobels より:

    コメントありがとうございます。
    さっそく今度チェックします!

 COMMENT

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