仏教マンガのおすすめをまとめてみました

仏教漫画おすすめ

宗教をモチーフにした漫画は数多くありますが、その中でも仏教について扱った漫画をまとめて紹介します。仏教マニア必読です。

手塚治のブッダ

いわゆる手塚ブッダ、として知られていますがゴーダマ・シッダールタの生涯を前世譚(ジャータカ)やオリジナル要素を取り込みながら描いています。

世界宗教の開祖ではなく、人間ゴータマの物語と言ったらよいかもしれません。

ただし、本作は正当な仏教理解とは程遠いので、手塚ブッダで仏教のガイドラインを分かった気になるとかなり方向転換が厳しいと思います。

仏教者の中には本作にかなり厳しく批判を加えている人もいるとの事ですから、最初の1冊には向かないかもしれませんが、出版部数が多く知名度が高い為、このイメージで仏教を見ている人が多いので話を合わせる上では重要なシリーズです。

坊主DAYS

手塚ブッダとはうって変わって現代寺院のエッセイ漫画。臨済宗のお寺一家が主役です。

お寺の子供、というインド仏教からすれば掟破りな日本における仏教者のリアルが描かれていて本当に興味深く面白いです。

遠大や理想やロマンを掲げるのではなく、地に足の付いた僧侶の生活ですね。

ファンシイダンス

曹洞宗の永平寺が元ネタと思われる修行道場を題材にした僧侶漫画。南直哉さんの対談本で知ったのですが、公開当初は情報漏洩だと寺で騒ぎになったとの事。

特に映画版では厳しい僧堂生活のハズなのにお布施のお菓子を盗み食いし過ぎて糖尿病になる修行僧とか、こっそりキャバクラで遊んでいる先達とか、同性愛者っぽい先輩僧がいるとか、色々まとめて破戒僧映画と紹介される事もあったようです。

なにぶんバブル時代の作品だけに、バブル感がきつくて氷河期世代の私にはかなり拒否反応がありました。

特に映画版は輪をかけてバブル・ボンクラ感が強いので注意。この世代の人達が今の50~60歳って事を考えるとキッツイですね。そりゃ経済傾くわ(偏見)。

ファンシイダンス動画

しかし、そのふらふらした若者が僧侶になっていく、得度前から付き合っている彼女との関係に悩む、悟りを志向し過ぎて俗世離れしていくといった描写は一読の価値ありだと思います。

阿吽

真言宗の開祖である弘法大師空海と天台宗の開祖である伝教大師最澄の物語。

おそらく現時点で最高の仏教漫画です。

仏教の基本的な素養があれば更に面白く読めます。以前、下記の記事を書きましたが全然やっつけなので書き直したいと思います。

阿吽の感想と作品を10倍楽しむワキ知識について

丁度、夢枕獏原作の空海映画も控えているので一読すると楽しさが増すのではないでしょうか。

ジョージ秋山の空海

こちらは弘法大師空海だけを扱った伝記漫画ですが、その幼少期にボリュームの6~7割が割かれており、教義や悟りを志向するに至る経緯やその活動はあまり触れられていません。

むしろ、空海という偉人を鏡にして、周囲にいる業の深い人達を入念に描写しています。

また、物語中に差し込まれた自分の宗教的体験の告白パートが長いので、読み手を選ぶ作品と言えるでしょう。

聖☆お兄さん

ここからは仏教を含むやや広い範囲での宗教漫画となります。立川にイエス・キリストとゴータマ・ブッダが同居するという宗教トリビア日常漫画の傑作です。

世界宗教に興味がある人は本作を入り口にすると、これ知ってる!感が出てくるので良いと思います。

祝福王

世界宗教を扱ったものでは無く、個人にとっての宗教的感覚・宗教的実在感を強く打ち出した宗教漫画の大傑作。

現時点で本作を超える宗教感覚を持った漫画はでていないはずです。

街の拝み屋さんやスピリチャル、霊感といった教義・教典のある宗教世界の外にある宗教感覚を扱っており、読者によっては危険な本になりえます。

絶版となっているのでプレミア本を買うか、キンドルでしか読めません。電子書籍版はあまりに細かい書き込みでコマが潰れているシーンがあるので注意してください。

霊験修法曼荼羅

作者はカルラ舞うなどの伝奇系の漫画を描いていますが、本作は密教僧からの聞き取りを行ったルポ漫画の体裁をとっています。

仏教の中でも天台と真言は密教を扱います。そして密教のお寺では加持祈祷を行いますが、それはいったい何なのか?験力とは?霊や神や仏や天部とは?

密教者の視点から数々の事件を解決するプロセスを描いており、非常に貴重です。宗教者はこういう視点で世界を見ているのか、と驚く事間違いありません。

特に加持祈祷の時に行者が想念で作っているヴィジョンを描いたのは凄いと思います。

作者やその奥さんがいわゆる「見える人」なので尚更ですね。

ただ、現世利益や問題解決の為の手法としての仏教密教なので、絶対に仏教のコアな部分の理解を外して読むべきではないと思います。

基本がないと、途端にただの衣をきた超能力者の体験談に成り下がってしまうので注意です。

最後に

他にも様々な仏教漫画がありますが、有名でも仏教カラーだけを取り入れた作品は除外しました。

古典だと孔雀王ですし、アニメだと天空戦記シュラトが相当します。

鬼灯の冷徹も仏教と言えば仏教ですが、むしろ宗教風味のある「社会ギャグ漫画」なのでこれはあえて除外しました。

ジャンプだと仏ゾーンやシャーマンキングがありますが、これは紹介しようか悩むところです。

しかし、やっぱり漫画として面白いですし仏教世界観をもっているので最後に追加しておく事にしました。

神社仏閣に興味を持つ人は増えていますが、興味レベルの人が気軽に触れられる仏教コンテンツは思った以上に少ないものです。

どれでも興味があるものから、気軽に手を付けてみる事をお勧めします。

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