ちょっと忙しくて更新に間が空いてしまいましたね。
レビューを全話コンプリートしようと思っていたのですが残念です。さて、10話はかなり印象的なエピソードですね。
母親の死を乗り越えたと思ったら、学校でパラサイトが暴れまわる。
原作には一切無駄なエピソードがありません。
遊びの無い構成で、展開にいくつもの穴がありながらも感じさせず、
神作品とされているのがよくわかります。
寄生獣の原作が完結したのが1989年。なんと25年も昔の作品なのです。
リメイクに当たっては父親がテレビの代わりにタブレットで
ニュースを見ていたりしましたが、
作中、携帯・スマホ・Twitterの存在を完全に消し去っています。
モダンの感覚だと違和感がないのですが、
スマホ当たり前の世代から見れば、どうして連絡を取らないのか、とか
パラサイトがいたら絶対どこかで目撃されてTwitterとかラインで拡散されて、
youtubeやニコニコ動画は大騒ぎとか、絶対に考えるでしょう。
学校が携帯・スマホ禁止でも絶対に持ってきている奴はいるので、
10話のような島田の凶行は瞬時に世界中に拡散されるでしょうね。
そう考えると、今でもないし25年前でもない、
不思議な時代設定になっていると言えます。
あらすじとネタバレ
どこから書いていなかったか、
よく分からなくなってしまったのですが、学校に島田を名乗るパラサイトが
あらわれて、色々とちょっかいをかけてきたという展開と、
同時進行して警察組織がパラサイトの存在を認知している事。
新一の個人的な問題として、人間的な弱さが無くなってきている事。
これら3つのテーマが流れていました。
10話ではこれらが、全部ダイナミックに展開します。
正体を見破られた挙句、酸か何かの液体をかけられて正気を失った島田が
学校内で学生を無差別に殺傷し、制止に現れた警官までなで斬りに。
新一はミギーとの連携による遠投力強化で、
島田のボディめがけて投石し、これを破壊。
警察はパラサイト(島田)の死体を手に入れ、捜査や駆除のヒントに。
新一は変化してしまった自分を受け入れます。
本当に凄いエピソードですよね。
次回からはついに後藤が登場するようですし、
パラサイトと人間の争いは激化していくでしょう。
そして、最後にもう一つつっこみどころ。
SNSによる拡散もそうですけど、
やっぱりあんなに無残に遺体が損壊している上に、
警官が殉職しているのですからどう考えても口封じは無理!
しかも生き残った生徒がパラサイトを目撃しているのですから、
週刊誌やTVがインタビューして絶対に広がります。
メディアの力を借りなくても、口コミで絶対に無視できない流れになります。
それに髪を抜く、という挨拶が流行る経緯もかなり厳しい。
25年前だったらリアリティがある展開だったのでしょうか?
ちょっと覚えていませんね。
テレビで何かやったらみんな真似する・・・みたいな
メディアコントロールが今の何十倍も強かったのかもしれません。
来週は後藤がヤクザの事務所を襲撃する・・・ところから始まるかもしれませんね。
コメント
こんばんわ。
いつもブログの方楽しく拝見させていただいております。
失礼ですが寄生獣の原作が終了したのは1995念だったかと存じます。
ちょうどスラムダンクやうしおととらなど傑作漫画が多かった平成初期の黄金時代に連載していたという印象が強かったもので…。
今後ともブログの更新を楽しみにさせていただきます。
訂正ありがとうございます。wikiを確認したところ、89年は3話まで、でした。