オーバーロード13巻の感想と考察【ネタバレあり】

オーバーロード13巻

待ちに待った13巻はボリューム満点でクオリティもメチャクチャ高い傑作でした。ネタバレ要素ありで感想や考察など色々と書いていきます。

25日の夕方に秋葉原でフラゲしてから電車の中で読むのを我慢するのが大変でしたが、万全の状態で読みたかったので何とか我慢。

いやー、面白かった!

上巻のおさらいを兼ねて予想動画を作っていましたが、展開が外れた部分と当たった部分の両方が合ったのですが、事前に妄想していたよりもよっぽど楽しめました。

俯瞰してみれば13巻は6巻のように仕込みです。

だから聖王国や亜人連合にとってはトンデモなく酷い話なんですが、アインズやネイアの立場で描写されるとメチャクチャ面白いんですよ、これこそ罪の味ですね。

戦場の容赦ない描写とネイアちゃんのリリカルな心理描写、アインズやデミウルゴス達のすれ違いネタなど、全編楽しいとしか言いようがないです。

ハードな戦闘描写と繊細な心理描写の組み合わせは80年代の女性作家に近い感じで大好物。

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それでは各要素ごとにまとめてみました。

13巻のネタバレ付き感想と考察

ドッペルゲンガー

残念ながらドッペル当ては外れてしまいました。

カスポンドが一番怪しく見えるように書いてあったので、素直に読めば当たっていたのになぁ。

読み違えの原因は早急に聖王国を併合するという風に考えてしまった事。

ドワーフ王国みたいに一発で関係を確定させるのかと思っていましたが、よくよく考えれば国盗りが数年がかりのプロジェクトになるのは当然ですよね。

結局は王兄カスポンドをドッペルゲンガーと入れ替えて、聖王国奪還後に聖王に据える事で裏から支配し、ゆくゆくは魔導国へ併合するという計画でした。

また、ドッペルゲンガーがどのくらい化けた相手の記憶を受け継ぐのか疑問でしたが、対象を知っている人の表層の思考を反映するから、近しい人ほど見破れないという設定が明かされました。

脳を食べたりしないのね。

レメディオス

13巻の初めにレメディオスが一人称になった時点でドッペル当てに外れた事を悟りましたが、ここまで妄執のダメ人間に墜ちるとは思っていませんでした。

ネイアちゃんにパワハラしていたのも単に思慮が浅くてセルフコントロールが出来ていないというだけの浅い理由だったので深読みして損した。

亜人に切りつけたら悪属性判定されず呆然とするとか、完全に思考停止なダメなパラディンの見本ですね。

自分の敵対者=悪じゃないっていうのが分からない残念な人です。

しかもラストでは騎士団の団長を解任されて別部署に配属されるし、不満の向け先になったりで最後まで使い潰されるでしょう。

聖王女が生きていればこんな事にはならなかったのにね。

ただ、直感に優れているため、偏見や思い込みから出発してアインズとヤルダバオトの関係が仕込みであると思い至ったり、アインズが遊び半分で戦場を闊歩している事を察知していました。

だからレメディオスのアインズ評は大体正しいんです。

ネイアちゃん蘇生シーンでのアインズ評といい、この辺りは作者のバランス感覚が凄いとしか言えないですね。

ネイアちゃん

なんで彼女だけちゃん付けなのか?

アインズですら1枚だというのに、彼女にはキャラクターシートが2枚もあるという特別待遇なので当然ですね。

しかも同じ巻でカラー挿絵にも3回登場するという愛されっぷり。

ルックスはともかく、健気なんで好感度高いですね。

13巻はネイアちゃんが生き延びる事が出来るのか、というのが一番のドキドキポイントでしたが、ある程度は予想が当たりました。

生き延びたし、彼女の信奉する正義は入れ替わったし!

正直、序盤で壮絶に討ち死にした時点で嘘だろ・・・って思ったのですが、即座に蘇生してもらえて良かった。

でも、宗教家になったのは予想以上です。

やっぱりネイアちゃんが完全にアインズに心酔してもおかしくない展開にする為には、一度死んで生き返るくらいの回心(コンバージョン)が無いと説得力に欠けると思ったのでしょうね。

本当に丸山先生は物語作るのが上手い。

小説読んでいて、ここまで感情移入してドキドキ出来たのは久しぶりです。

私のようなすれっからしになると、どうしたって分析的に読んでしまうので没入できる作品はメチャクチャ希少です。本作に出会えてホントに良かった。

一度討ち死にして蘇生したネイアちゃん、デスペナルティでレベルダウンです。

その結果、スキル構成が大幅に変化し思った通りサーヴァントが消えてパラディンになったのですが、ファウンダー(founder:創設者)やエヴァンジェリスト(evangelist:伝道師)といった新クラスを取得しています。

彼女が何を創設し広めるのかといったら、もちろん魔導王ファンクラブです。

カラー挿絵では完全にアメリカのテレビ伝道師や従軍牧師みたいになっていてぶっ飛びました。まさかここまで心酔するとは予想外。

しかもスキルで影響力を増しているし、マイルドな洗脳かな?

今後は彼女が聖王国を魔導国に併合させる民意を増幅する勢力の代表となります。

英雄で名声があるし、支持者も多いし、カスポンドドッペルやデミウルゴスの庇護もあるので安泰ですね。

予想外だったのはシズと友情を結んだこと。

共通点は同じ神を崇拝するという事でアインズ様ラブな点ですが、先輩後輩って事でいい関係だと思います。

聖王国編は上下巻通してかなりリリカルな心理描写が多かったし、ネイアちゃんが主役のパートであるのは疑いようがないですね。

アインズ

アインズの生死に関しては思った通り偽装でした。

加えてデミウルゴスのプランに「アインズに負けてもらう」事が含まれていなかったことも予想出通りでしたね。

ただし、心労でダウンするのではなかったので、その点は予想が外れました。

それと、未だにカンペを見ているのはどうしたものか(笑)

デミウルゴスの計画

本当ならデミウルゴスによるアインズ過大評価プランでは、聖騎士一行に同行しながらある程度の数の賛同者を得る事が前提だったようです。

その後、大攻勢でアインズ賛同者だけは生き残るように手加減します。

都市が落ちた後でアインズ率いる賛同者達は亜人の支配するアベリオン丘陵に落ち延び、そこを魔導国の支配下に入れる予定だった模様。

しかし、アインズは自分に心酔するものが(ネイアちゃん以外)誰もいなかったので、プランが継続できずに過大なる期待とプレッシャーで潰れていたのです。

単身で聖騎士一行に同行するだけではなく、ゴンドのような賛同者を大量に獲得できる前提でプランを組まれたら無理ゲーって奴ですよね。

そこで、わざとデミウルゴスのプラン通りに進まなかったのは計画通りにいかない場合のテストという事にした上で、今後は故意にミスをするので計画をそっちで調整しろという事に。

更には自分が死んだ場合の防災訓練をするとダメ押しです。

これがアインズ死すの真相でした。

死んだことにして対応能力のテストをする、という苦し紛れだったんですね。

ぶっちゃけ上司としては酷いっちゃ酷いんですが、それすらネイアちゃんが魔導王信者になる事によって「さすアイ」ネタにされてしまうのですから、アインズの株は上がりっぱなしです。

そして案の定、魔導王死すの連絡は王様レベルでは誰も信じておらず、王国の馬鹿貴族フィリップだけが真に受けたようです(笑)

ナザリック被害者の会

今のところ、会員はジルクニフとリユロのみ。

幕間の冒頭でジルクニフの機嫌が良くなっていたり、抜け毛がなくなったので訃報を信じちゃったのか、と思いきや親友が出来たからでした。

些細な交渉の行き違いで一族の大半を間引かれたリユロに比べればジルクニフのストレスなんて軽いものですよね。

今度はどこの国で人々を嘆かせているのかな・・・には爆笑!

丁度、聖王国と亜人たちの国々をまとめて嘆かせている最中ですよ。

八本指

馬鹿どころか知性が無いとまで評されるフィリップのお守りに、ヒルマがヒステリーを起こして同僚がなだめるという展開が王様たちとは対照的です。

魔導王が死んだらアルベドと結婚して国が取れるってどんだけ都合良い思考回路してるのかと(笑)

聖王国と王国編の仕込みに2~3年かかるって事ですから、もしかしたら14巻の舞台は13巻から2年が経過しているかもしれません。

デミウルゴス

魔導王の熱烈な信奉者になったネイアちゃんの存在自体が、アインズの深慮遠謀だと過大評価してさすアイが炸裂。

※さすアイ・・・さすがはアインズ様!

素晴らしい駒をアインズ様は私に用意してくれたとか、当初の予想を超える結果に落ち着いたのは凄い。

今のところ、デミウルゴスはネイアちゃんを駒だと認識しているけど、シズの友達兼後輩認定されていると知ったらどう思うのだろう。

シズ

プレアデスの中でもナザリックのギミックに詳しいという事で、最も外に出てこないだろうと思われたシズがまさかの大活躍。

ニセ記憶を仕込むことで敵対者への罠とするとか、想像をはるかに超える設定でした。

しかもネイアちゃんに対しては味があるという事でお気にいりの1円シールを貼る程の高評価で先輩後輩・友達関係にまで発展しました。

さらっと明かされましたが、銃は魔力で打ち出しており、転移後の世界では「火薬は燃焼反応しない」との事ですから、物理法則が完全に違うのでしょうね。

この調子だと多分発電も出来ないだろうし、コンピューターは生まれないかも。

生活魔法が科学技術の代わりですね。

アルティメイト・シューティングスター・スーパー

度重なる不自然過ぎるタイミングでのルーン武器アピールが苦しすぎる。

間が悪すぎて聞いた人はルーンとか覚えていないと思う。

頭飾りの悪魔(シルクハット)

sobin氏のイラストと設定が相乗効果となって凄くかっこいい悪魔です。

作中で戦ったのは2つまで頭を飾れる頭冠の悪魔(サークレット)でしたが、4つまで飾れる最強のシルクハットは名前だけ既に登場済です。

きっとアルシェの頭を飾っているんだろうな~。

憤怒の魔将とプレアデス・ドッペル

殺す気で戦闘するという命令で訓練を兼ねた仕込みがありましたが、このパートでアインズ死すの真相は「訓練中のうっかり事故死」展開になるのかと深読みしてしまいました。

結果は明言されていませんでしたが、予定通りアインズが勝ったようですね。

エーリッヒ擦弦楽団やチャックモール、自称常闇の調べことテンペランスといった新キャラ情報が出てきて今後が楽しみです。

憤怒の魔将は瀕死の状態なのに勝利宣言とルーン武器の宣伝をする為にネイアちゃん達の前に出て来たようです。唐突なルーン武器リスペクトが不自然過ぎて凄い。

オーレオール・オメガ

過去の描写では巫女さんルックス(らしい)で最後のプレアデスですが、本巻では登場したのか登場していないのかはっきりしませんでした。

指揮官職だという事だけは明言されましたが、アインズの指示なく第8階層からでてきたとは思えないので、不明のままです。

オーレオールは外出時にアインズがギルド武器を預ける程の重要人物ですから、今回のはオーレオール・ドッペルだと思うのですけどね。

ベルリバー

キャラクターシートだけの登場ですが、なんと現実世界で不都合な情報を手に入れたせいで口封じに事故死させられているとの事。

情報は他人の手にわたっているとの事ですから、たっちみーやウルベルトの物語と繋がっているのでしょうね。

小出しにされている情報はひょっとしたら異世界転移(憑依)の理由と関係あるのかもしれない。

最後に

14巻が来年になっているのが本当に残念。まだ今年は半分も来てないのにな~。

まあ、間に長いものを一つ書くとの事ですが、Twitterで発言されたようにアニメ3期の特典小説でしょうね。イビルアイの物語です。

どうせ円盤買うのは確定しているので、特典が読めるのはうれしい反面、原作が遅れるのはつらいし、何よりアニメのクオリティが・・・。

やっぱりアニメとかメディアミックスの派生作品がいくらあっても原作の魅力は比べ物にならないレベルで圧倒的なんですよ。

作品がアニメで成功したり、広く知られるようになるのはファンとしてうれしいです。

しかし、やっぱりファンの最大の幸せは原作の新刊を読める事しかありません。

もっとも、作者が超遅筆とかホモ(描写)が悪化するとか、病気になるとか、急逝するとか、書く気が無くなって未完で終わる作品達に比べればオーバーロードは超恵まれているので、十分希望が持てます。

そもそも新刊が遅くても作者の仕事量は全然減ってないし!

だから新刊までは動画とか作ってじっくり待とうと思うこの頃です。

追記

動画できました。多少ブログと内容が違ったのでどうぞ。

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