水玉蛍之丞さんがご逝去されたとのニュースを見つけ唖然。
まさか入院中だったとは知りませんでした。
不謹慎ながら、どんな病気を患っていたのか知りたいと思って
色々と探してみましたが、見つかりません。
Twitterをチェックしたのですが、病気で入院されている様子が
まったく伺えないのです。
菅浩江さんのツイートでは秋頃には覚悟していた、との事ですが、
そんな様子はまったくありません。
大体の場合、表現者が病気になると闘病記を書いたり、
こういったSNSで近況を呟いたりするものだと思うのですが、
完全に隠していたようです。

ああ、凄い喪失感です。
もう蛍之丞さんの作品は永遠に新作が発表されません。
どんな並ぼうがお金を積もうが見る事は出来ないのです。
作品の思い出
蛍之丞さんの作品を思い出すたびに、当時の心境が蘇ってきて、
喪失感が凄いし、かなり感傷的な気分です。
気の利いたことを書きたいのですが、思いつきません。
イラストや作品が記憶を呼び起こすトリガーになっているのですね。
それくらい当時はよく目にしていました。
最近の仕事だとまおゆうのイラストですが、モダンにしてみてば、
SFマガジン関係とか、火星物語。
こんなもんいかがっすか、も画像検索したら懐かしくて死にそうになりました。
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モダンの愛好するメディアには大体、蛍之丞さんのイラストが掲載されて
いましたっけ。
イラストや枠内のキャプションに凄いセンスとインテリジェンスを感じて
かっこいい!と憧れていました。
そういえば、星界の紋章読本で作者の森岡浩之さんのイラストが
かなり似ていたのに、作者に微妙なクレームを入れられたって
エピソードがありましたね。
悪意なしで客観的に見てもそっくりだったのに、
クレームを入れる森岡さんにファンは総突っ込み!
その体型から森岡さんはアーヴならぬ、デーヴとか言われてましたっけ。
で、新作が出ないとデーヴの地獄とか(笑)
我々ファンはそうやって笑っていましたが、
その森岡さんも空白期間中、実は心筋梗塞で倒れてから闘病中だったらしいですし、
表現者の人たちは不摂生しているのか、病気になりやすいのかなぁ。
蛍之丞さんに限らず、学生の頃夢中になった作品を作った人たちが
次々と旅立たれてしまうのは本当に悲しい。
年齢的にもまだ55歳!サラリーマンだったら定年前ですよ。
なんというか、昔読んだ寺山修司の詩にある
10万年たったら帰っておいで、という一文が不意に蘇りました。
きっとこういう気分の事なんだ。
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