ガンダムNTの感想とオカルト要素について【ネタバレあり】

空き時間にガンダムNT(ナラティブ)を見てきたので、ネタバレありで感想など色々と思うところを書いていきたいと思います。オカルト要素がこれまで以上に強いガンダムでした。

本作は完全新作のガンダム劇場アニメなのですが、物語の設定や時系列的にはガンダムUCの外伝といえます。

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ユニコーンガンダムには実験で失われた三号機があったのだけど、ユニコーン事件後に現れたから捕獲をする、というのがメインのストーリーです。

ただし、そのメインストーリーに絡む背景は結構複雑で、オーストラリアへのコロニー落としを予言した本物のニュータイプであるリタと、その友人であるヨナとミシェルの3人組が重要人物となっています。

コロニー落としを予言し、大人たちに伝えた事で3人はティターンズの強化人間研究所に収容されて過酷かつ非人道的な人体実験にさらされる事になるのです。

皮肉なことに彼らの親は逃げられなかったので、予言されたコロニー落としで死亡しています。

強化人間研究所はザータやダブルゼータで度々登場した、強化人間を生み出す鬼畜な人体実験場ですね。

3人の中で本物はリタだけ。ミシェルとヨナはリタからビジョンを投影されただけである事は3人だけの秘密です。

そこへラオ商会が強化人間研究所を訪れます。本物のニュータイプを欲するラオ商会は奇跡の3人のうち、本物は1人だけダ見抜きます。

そして本物だけを引き渡してほしいと通告するのです。

しかし研究所では本物だけは手元に残しておきたい。

大人たちの会話を盗み聞ぎしたミシェルは交渉をします。本物はリタであり、自分をラオ商会に引き渡してほしい、と。

その結果、ミシェルはラオ商会お抱えの占い師となり、リタは最もきつい人体実験の犠牲、ヨナはティターンズ崩壊後に身分を隠して連邦のパイロットとなります。

ヨナはリタを売ったミシェルを恨んでいますが、おかげで自分が助かったことも理解しているため、非常に複雑な感情を持っています。

物語はラオ商会で力をつけたミシェルがヨナを連れて連邦軍の特務部隊を動かし、フェネクスと呼ばれるユニコーンガンダム3号機を捕らえようとするところから始まります。

フェネクスとサイコフレーム

フェネクスとはフェニックス、不死鳥です。ユニコーンガンダム3号機なので全身がサイコフレームで出来ており、超常現象を引き起こします。

フェネクスのテストパイロットはリタなのですが、どうやら実験中にサイコフレームと一体になったらしく、コクピットは空っぽです。

フェネクスはニュータイプ(リタ)の魂を取り込んだサイコフレームのせいで無人で動いているんです!

しかも光速で移動し、無補給。発せられたサイコフレームの光を浴びると時間が巻き戻ってしまうなど、どう考えても普通ではありません。

しかもニュータイプは死者と会話が出来る!

これらは過去のガンダムシリーズで描かれていましたが、その理由について明確に語ることが避けられてきた禁断の話題です。

何しろファーストガンダムでララァが去っていくシーンなんて、宇宙空間が波立って、時が見えるとか、凄い描写でした。

ゼータガンダムやダブルゼータガンダムでも死者からパワーをもらって戦っていましたね。

これらの描写が実はニュータイプ能力によるものであり、サイコフレームはその力を増幅したり、取り込む技術だという事が本作ではっきりと語られるのです。

その力を解明すれば人は死を克服できる。

だからフェネクスを捕らえたい、死を克服すればリタに謝れる、やり直せるというのがミシェルの本音なのです。

正直、このガンダムで、完全にオカルトの領域に踏み込んだと思います。イデオンかな。

ジオンと政治要素

さて、物語がこの3人だけで回れば問題ないのですが、新しく自治権を得たジオン公国がネオジオンを使ってフェネクス捕獲に絡んでくることで作戦はややこしくなります。

ちなみにこの件についてミネバは本件について絡んでおらず、モナハンという政治家の一存です。

ミシェルがサイコフレーム同士の共振を起こすことでフェネクスをおびき寄せるため、ネオジオンにも声をかけたからです。

オジオングにはサイコフレームが使われていますし。

結果、シャアのなりそこないの強化人間ゾンネルがコロニーの中で戦闘を行った結果、作戦失敗で切り捨てられ、自暴自棄になってネオジオングを使って暴れまくります。

ヘリウム3を臨界させて周辺コロニー群を破壊することで、地球にコロニー数基分の破片を降らせようというのです。

本当のニュータイプであるリタはこの事態を予言していたらしく、ゾンネルによる地球破壊を防ぐためにフェネクスと一体化したり、ヨナを導いたようです。

こういったリタの行動原理は明示されていませんが、セリフ内容的に確定だと思います。

ガンダムとイデオン

正直、サイコフレームの設定は既存のガンダム宇宙の設定を破壊しかねない位ヤバいと思います。

ニュータイプが単なるエースパイロット能力ではなく、予言者であり、進化した人類、超能力者として注目されている点も重要です。

サイコフレームに魂が移せるという事になると、行く末はイデオンでしょう。

イデオンとはガンダムを生み出した富野由悠季監督の作品です。

巨大ロボット、イデオンには第六文明人の魂が集合的無意識イデとして宿っているのです。

イデは第6文明人の精神の一部をエネルギー利用する実験の失敗により誕生したものであり、その際に第6文明人はすべての精神を吸い取られて滅亡した

これってサイコフレームの設定が行きつくところまで行った先ですよね。

公式サイトにあったニュータイプ神話の行きつく先というのは本当でした。

監督はともかく、ガンダムもイデオンも富野作品なので、魂の実在や永続、生まれ変わりといった思想が根底にある事は分かりますが、本作ではあまりにも露骨に表に出ているので、人によっては拒否感があるかもしれません。

リタは本当に人間離れしたキャラクターです。精霊みたいな感じ。

だから今後のガンダムでニュータイプを出す場合、理解不能な人物として描写するしかないのかも。

最後に

本作は1本だけでまとまった作品なので、いわゆるガンダム知識は不要です。

メカニックやカット割りなども非常に高いクオリティなので、見に行って損はありません。

ガンダムファンはもちろん、ロボットアニメが好きな人には是非お勧めしたい作品です。

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