amazonから届いたパッケージがずっしり重くてびっくり、開けたら更にびっくり。こんなにこだわったBDはないと言っていいくらいのクオリティです。付属の特典小説やら何やらについてあれこれレビューします。
限定版のパッケージついて
劇場版幼女戦記については大満足だったので以前記事にしていたのですが、特典付き円盤にも大満足です。

なにしろコレですよ!
まるで辞書のような格調高いパッケージ!
化粧箱がメチャクチャしっかりしていたので思わず変な笑いが出ました(笑)
- 設定資料
- 特典小説
- 絵コンテ
- 縮小版パンフレット
これだけ重ねるとレンガみたいになるんですよね。
BDの下にぴったりと収められていて所有感が半端ないです。
外箱がメッチャ凝ってて凄かった。
かなり所有感ある! https://t.co/SWo66MWuWM— レトロ@ウェブライター×ディレクター (@retrospec10) August 22, 2019
縮小版のパンフレットも付属しており、コレひとつで全部のコレクターズアイテムが揃います。
これは凄いわ!!
やっぱり作者のカルロ・ゼン先生のこだわりや介入があってのことなのでしょうか?
幼女戦記はコミカライズやアニメ、映画と全部大成功ですよね。
それと関係しているのかわかりませんが、ぶっちゃけカルロ先生の作品って原作作品も全部成功しているイメージがあります。
テロール教授の怪しい授業とか売国機関のクオリティはめっちゃ高くて単体でも十分に楽しめますし。
原作と周辺作品のコラボレーションが大成功しているし、Twitterの使い方も上手いし、かなりこだわりがあって器用な人だと思います。
真の主人公の物語について
特典小説は中間管理職ウィリアム・ドレイクの苦労話。
劇中でもメアリーの独断専行で大変そうでしたが、特典の冊子では戦場以外の場所でのゴタゴタがみっちり描写されています。
志願兵として実力も経験も足らず、世間知らずなのに自意識だけは強い子供の兵隊を引率して各国を回るのがどれだけ大変か?
ドレイクの見ている世界とメアリーの見ている世界の違いや温度差がこれでもか!って具合に描かれています。
政治的な理由があっての事とは言え、部隊から引き離されてボーイスカウトの引率をさせられるドレイクはお疲れ様です。
カルロ先生のこのツイートを見るに、一連の作品に共通するテーマは忍耐。
売国機関と約束の国、踏ん張る人々を描くという意味では、なんだろうなぁ。
僕、やりたいことを上手にできるようになってきたのかもしれない。
— 同志カルロ・ゼン@暑いの苦手 (@sonzaix) August 23, 2019
そういえば中間管理職としての曹操のネタもありましたし、まず間違いないかと。
よく考えもせずスカッとすると後々ロクでもない事になるんですよね。
まあ、何でも耐えればいいってわけじゃないですよ。
本邦では偉い人の無茶ぶりを下々が無理やり帳尻合わせて回すケースが多すぎですし(政治的発言!)
ちなみにカルロ先生は結構政治ネタもツイートしています。
Twitterのアカウントをフォローして発言を追っていくと、創作物と作者のスタンスの輪郭がはっきり感じ取れるのでおすすめです。
今後の円盤商法について
今回の限定版ではっきりしたんじゃないでしょうか?
お金を出すファンからはきっちりお金を取って満足させた方が良い!
だって本来、この特典についているセットって円盤とは別に書店で買うものですよ?
ちょっと高い円盤にして全部まとめてしまえば「買い忘れ」する事もないので一気に集金できるし、ファンは所有感が満たされるし、書棚においても映えるしいいことだらけ。
今はVODでいくらでもコンテンツは見れる時代です。
円盤を売るのなら特別で所有感が満たされるものでないとダメでしょう。
円盤を安くしても買わない人は絶対買わないので値段が問題ではないでしょう。
むしろ極端に振り切る方がよいと思いますよ。
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