西原理恵子作品については書店で見つけて即ゲット。
ちょうど寒い時期なので温泉に行きたくなりますね。
本作は温泉をテーマに山崎一夫さんと西原理恵子さんが協力して、
つくった本です。
鳥頭紀行よりも古くからの西原ファンなら、
なんとなく懐かしいあの人って感じで、まだ関係が続いていたんだ!と、
ちょっと驚きです。
若い頃の西原さんは麻雀とかパチンコ関係の雑誌に写真で登場していましたし、
オッサンと卓を囲んではボロ負けしたり、
あまりに負けすぎてパチンコ台の裏の薄い人(幻覚)と、友達になったり。
今思えば失笑もののキャプションで紹介されることもありました(笑)
肩と足を出したドレスを着て雀卓に座った西原さんの写真がページ1面に掲載!
キャプションは「美しい!美しいぞ西原!」とか・・。
当時は絵で食べていけなくても風俗に行けるとか、
そんなキャラで売っていた記憶があります。
この頃の西原さんのイメージだとオヤジ転がしが巧いな!と言ったところですが、
ここまで有名になるとは本人も思っていなかったでしょう。
本作で文章を書いた山崎一夫さんはその頃、頻繁に登場していた人でした。
内容について
すごくいいですね!
モダンは温泉好きなので時間が出来たら日本全国の名湯をまわりたいと、
思っているくらいなのですが時間的にも距離的にも金銭的にも厳しいです。
しかし、本作で紹介される温泉は東京や箱根などの関東近辺が半分以上。
思い立ったら電車に乗って行けるという手軽さを感じます。
たしかに新宿から箱根は直ぐと言えば直ぐです。
本当に有名な地方の温泉はそんなにプッシュしていないところが、
かなりツボです。
遠くの有名な温泉に行ってここはいい所です、なんて言われても
まったく現実感がなくて自分がそこに行ける気がしてこないんです。
でも、都内や箱根だったらかなり臨場感があります。
それに男一人で日帰りや一泊で温泉に行くのがいい。
何処へ行っても2名1部屋とか、宿泊に難儀しますから。
そして西原さんの挿絵漫画も抒情的でいいですよね。
同じページの本文とはほとんど関係ないストーリーが展開されているのですが、
むしろ二度おいしい感じになっていて、違和感がありません。
また、高須医院長とのエピソードもあったりして、
西原ファンには必携の本だと言えますし、温泉好きだったら更にお勧めです。
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