るろうに剣心 追憶編のネタバレ!感想とあらすじについて

数ある、るろうに剣心のアニメの中で最も評価が高いといわれる追憶編。いったいどんな物語なのでしょうか?レビューしてみました。

るろうに剣心の原作は週刊少年ジャンプに連載されていましたが、人気の高まりともにアニメ化。

さらには劇場アニメまで制作されました。

しかし、マニアの間で一番話題に登りやすく、議論が荒れやすいのがOVA(オリジナルビデオアニメ)でリリースされた追憶編とその続編である星霜編なのです。

星霜編については今回は触れませんが、OVAでリリースされた2編はアートスタイルがTV・劇場アニメと全く違う形で描かれており、空気感が全く違います。

ここからネタバレ注意!

ここにファンが編集したものがあるのでご覧になってみてください。

ちょっと音が悪いですが初見だったらTVアニメ違いすぎて絶対に驚くはずです。

実写版からるろうに剣心に入って、追憶編なんて見たことも聞いたこともない、という方も多いと思うのでざっとあらすじを紹介したいと思います。

まあ、上の編集動画を見たらかなりの部分がバレてしまうのですが・・・・。

もちろんネタバレ含むので注意してくださいね。

あらすじとネタバレ

追憶編は全4巻なのですが、後にこれを1巻にまとめた特別編がリリースされています。

手元にはそちらがあるので、あらすじは特別篇準拠です。

追憶編は剣心がどうして頬に十字傷を負ったか、どうして人斬り抜刀際と呼ばれる伝説になり、それを捨てるに至ったか?

るろうに剣心の本編が始まる前の物語です。

冒頭、盗賊に襲われる一行。

心太という少年をかばい女性が切り殺されます。

次は彼の少年の番か・・・というところで比古清十郎が登場し、盗賊を一瞬のうちに切り刻んでしまいます。

比古清十郎は最後に生き残った新太に剣心と名前をつけ、飛天御剣流の弟子とします。

剣心はもともと、心太という名前だったのですね。

係累は全て殺されて天外孤独の身の上。

力があれば、家族を守ることが出来たのに・・・・。

これが彼のモチベーションになります。

時は流れて幕末。動乱の時代に一般人は翻弄されています。

血気盛んな剣心は何故力を持つ飛天御剣流が山を降りて人助けしないのか、と
比古清十郎に食って掛かります。

しかし、比古清十郎は自分達が動けば動乱が大きくなり、沢山の血が流れるだけだ、と突っぱねます。

納得しない剣心。

しかし最後には師匠である比古清十郎の制止を振り切り、人助けの為に山をおりてしまいます。

若く、理想に燃えた少年剣士です。

しかし、そんな彼の理想は利用されてしまいます。

山を下りた剣心は高杉晋作が立ち上げた奇兵隊の訓練に参加した際、その剣の力を桂小五郎に見いだされ、幕末の京都へ来ることになったのです。

新時代の為、君は人を斬れるか?

その剣の力ゆえに遂に暗殺者となった剣心。

必要なことだと自分に言い聞かせながらも、ウェットワーク(汚れ仕事)は少年の心に影を落とします。

そして運命の夜。

剣心は京都所司代重倉十兵衛の一行暗殺します。

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※抜刀歳モードの剣心

護衛の同心を圧倒的な剣力でやすやすとねじ伏せる剣心。

しかし明らかに力量で劣っているにも関わらず、しぶとく抵抗する男がいます。

彼が清里です。

祝言を控え、婚約者を残して京都へやってきたのです。

この男、結局は斬られてしまうのですが命と引き換えに剣心の頬に傷を残します。

これが十字傷の1太刀目です。

そして、忘れてはいけないのが飯塚

彼は剣心の見分役で、暗殺の成果確認と
桂からの命令のつなぎをしています。

鬱屈した人斬り稼業を続ける剣心。

ある雨の晩、今度は剣心の方が襲撃を受けます。

相手は変則的な技を使うお庭番。

極短時間ですが凄まじい戦いの後、剣心は襲撃者を両断!

雨に混じって吹き上がった血が撒き散らされます。

ふと気が付くと、この戦いを見ている女性がいました。

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彼女は「あなたは本当に降らせるのですね、血の雨を・・」とつぶやいて失神してしまいます。

本来なら目撃者を消さなければいけないのですが、剣心は長州の隠れ家である宿へ女性を連れて帰ります。

彼女の名前は雪代巴

翌朝、剣心は巴に家へ帰るよう諭しますが、帰る場所が無いということや、宿が多忙という事もあり巴は宿の手伝いとして雇われることになります。

一方、暗殺者である剣心が逆に襲撃にあったという事は、誰かが情報を流した可能性があります。

桂は内通者の洗い出しとともに、巴の素性を飯塚に洗わせますが情報は出てきません。

しかし、その振る舞いから没落氏族の出身ではないか、と飯塚はアタリをつけて、桂に報告。

桂はいぶかしみながらも、信じていいんだな、と念を押します。

一方、新撰組サイト。

どこからか入ってきた不確かな情報を基に、剣心を待ち伏せしますが、返り討ちにあいます。

その後、斎藤一や沖田総司が遺体を見分し、その遺体の損壊具合から斬った相手がかなりの使い手である事を察します。

誰が仲間を斬ったのか?

そして維新志士サイドでも、待ち伏せを受けたことから誰かが剣心の情報を流している事が確定的となりました。

しかし、誰が敵方に情報を流しているのか?

迂闊な動きは出来ません。

一方、巴と剣心。

些細なふれあいではありますが、少しづつお互いを探るような感じで会話が増えていきます。

会ってから時間が経過しているにも関わらず、この時点ではまだ、お互いをよく知りません。

そしてある夜、桂が巴に会いに来ます。

桂は自分が剣心を「狂」に走らせていると告白します。もちろん、彼が剣心を暗殺者にしたのですから当然の事。

その言を受けた巴は「子供に刀を持たせて」と非難します。

しかし、桂は高杉晋作の例をだして巴に剣心の鞘になってくれないか、と告げるのです。

一方、維新志士サイドでは京都に火を放つ、という計画が立ち上がり、にわかにきな臭くなってきます。

維新サイドでは京都に火を放ち天皇を萩に連れていくことを計画している宮部派と
それを阻止する桂派の争いです。

時を同じくして、祇園祭り。

休みをもらった巴は剣心を夜の酒場へ誘います。

剣心も酒を飲みますが、久しぶりに酒の味を感じる事が出来るようになっていました。

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どうやら巴とのささいなコミュニケーションで少しづつ人間性を取り戻しているようです。

ここで巴は一歩踏み込んできます。

頬の傷の事、人を斬る理由を他人に預けている危うさ、剣心の暗殺者としての在り方にとつとつと迫ります。

しかし、そんな時間も破られます。

なんとこの日があの有名な池田屋事件の晩なのです。

京都に火を放つ計画をしている維新サイドの宮部を新撰組が池田屋で襲撃!

剣心は巴を伴い、桂の身を案じて池田屋へ向かいますが、途中で新撰組の小集団に遭遇。これを斬ります。

この際、巴は重要なセリフを言います。

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知っていますか?刀には鞘が必要なのだとあなたがいつまで人を斬り続けるか、私は見届けたい。この目で確かに!

そして遂に新撰組の集団に占拠された池田屋前に到着。

荒い呼吸で無謀にも切り込もうとする剣心の刀の鍔を包み込んで、目で訴える巴。

凄い演出・・・・まさに巴は剣心の鞘です。

新撰組の一群から池田屋に桂がなかった事を告げる声が聞こえ、二人は撤退します。

その後、二人は無事桂と合流するのですが、桂は剣心に京都を一度撤退し、指示があるまで農村で夫婦を偽装して暮らすよう命じます。

伝令役は飯塚です。

この一件で京都における維新派は壊滅してしまったのです。

桂自身も身を隠します。

二人は夫婦を偽装に、京都郊外の山で暮らすことに。

ここまでが追憶編の前半といえるでしょう。

ちなみにこの時点で55分。ドラマは125分ですからまだ半分も過ぎていません。

後半は二人が夫婦として暮らしていく中、徐々に理解が深まっていく描写が超丁寧に描かれます。

時折飯塚が情報や生活費を持ってきますが、それ以外は平穏な日々。

二人は薬屋を偽装して、生活していくことに。

ここからラストまで、アニメ描写はアクション一切なしなのですが凄く引き付けられます。

そしてついに巴の内面が直接描写されます。

巴は剣心に傷をつけた清里の許嫁だったのです。

しかし、剣心と一緒に暮らしているうちに暗殺者としての面だけでなく、その内面を理解してしまい、引き裂かれます。

人を斬っていない時のあなたは優しすぎる、と。

一方、伝令役の飯塚。実は幕府のスパイでした。

京都撤退の原因となった池田屋の情報を漏らしたのも彼で、本来は桂を狙ったものだったのです。

そして、抜刀斎。

幕府の人間を山ほど暗殺してきた剣心をどうやって討つか?

剣心に守るべきものを与え、平穏な暮らしに埋没させ、その刃をそぐことが目的なのです。

そして巴もこれに加担しています。

本来、清里の仇を討つため、この企てに乗った巴でしたが仇であるはずの剣心を理解した事で本当に愛してしまうのです。

平穏な暮らしが続き、十分に剣心の人間性が回復され、狂刃を振るえなくなったと飯塚が判断した時、物語は動き出します。

巴の弟、縁が登場。

縁は「計画」実行を巴に告げる伝令役なのです。

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縁は当然の様に、巴が剣心を憎んでいると思っていますが、状況は変わりました。

巴は縁にすぐに一人で江戸へ帰るよう諭しますが、縁は従いません。

この「計画」が汚れたものであることを十分知っている巴は雪代家の長男である縁に手を汚して欲しくないのです。

姉の心情を理解しない縁は剣心を憎み、あいつさえいなくなれば姉が帰ってくると思い込みます。

原作、人誅編への布石ですね。

そして、ついに季節は冬に。

ある雪の晩、二人はついに結ばれます。

このくだりは本当にドラマティックで絶対に見てほしいところ。

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君がいれば俺は刀を捨てられる、とか凄いセリフの連続なのですが、これ以上のセリフの引用は避けます。

翌朝、巴は寝ている剣心を置いて一人、剣心を暗殺するためのお庭番集団のところへ向かいます。

目覚めて巴の姿を探す剣心。ベストタイミングで飯塚が現れて告げます。

内通者がばれたぜ、巴だ!
向こうの山のお堂に仲間がいる。
たぶん巴はそこに・・・・。
始末しろ、証拠がある。日記だ!

大ショックを受ける剣心、そして巴の書き残した日記を読んでさらに大きなショックを受けます。

自分が巴の婚約者を斬っていた!

幸せにするどころか、不幸の原因だった!

しかもスパイだった!

もう剣心のメンタルはボロボロです。

今までふさがっていた頬の傷痕から血が流れおちます。

一方巴は剣心を殺そうとしているお庭番のリーダーと顔合わせ。

計画を明かすお頭。

そもそも、剣心の心を折って弱体化させることで倒す駒として巴が剣心に惚れる事すら計画のうちだったと知らされます。

心をもてあそばれた事への怒りで無謀にもお頭に懐剣で斬りかかりますが、あえなく討ち伏せられます。

お前にとって清里はなんだったのか?

かけがいの無いものではなかったのか?清里の事を思い出せ。

そして、個々が持つ業について語るお頭。

清里の業、徳川の世を守るための業、間違いを犯さないものはいない。

巴自身も心をもてあそばれて矛盾の塊になってしまい、どうしたらいいのか分からなくなっているようです。

剣心は巴が残していった紫のショールを片手にお庭番が待ち受けるお堂へ向かいます。

もちろんもう一度巴に会う事が目的です。

当然、お庭番が待ち受けています。

飛び道具に爆弾まで用意済み!

死人のようにヨタヨタと歩む覇気の無い剣心は簡単に負傷し、満身創痍。しかしそれでもお庭番を斬り倒して進む剣心。

最後にはお頭と剣心が一騎打ち。

最後の最後、刺し違えるかというその瞬間・・・

二人の間に巴が割って入りお頭の剣を素手で掴み、剣心を刃を身に受けます。

巴は自分ごとお頭を斬らせたのです。

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そして、剣心の頬に2つ目の傷を刻みます。これが十字傷の真相です。

そして「ごめんなさい、あなた」と言い残して絶命。

ああ、やっぱり二人は本当の夫婦だったんだ!

一部始終を見ていた縁、姉ちゃん・・・と、ショックで声もでません。

場面変わって、今まで暮らしていた家に巴の亡骸を清め、安置した剣心。

巴に別れを告げ、償いの人生を生きる事を誓います。

一方、本物のスパイである飯塚。

今度は彼が裏切り者として粛清されます。

ここで飯塚を斬ったのが、剣心の代わりに暗殺家業を務める後継者、志々雄真実です。

ゴミを見るような目で飯塚の死を見下ろす桂。

そして、剣心に再び剣を振るってほしいと告げるのです。

そして剣心は家に火をつけて巴の遺体を荼毘にふせ、幕末の動乱へ飛び込んでいくのです。

最後に

如何だったでしょうか?

中身を見なくても、このストーリーだけをみたら追憶編至上主義者がちらほらいるのもうなづけるのではないでしょうか?

実写版の大成功を受け、この追憶編も映像化されることを心から期待しています。

剣心は当時13歳、武士だったら大体は元服の年ですが、中学1年生の役者にこの空気が出せるか、というとちょっと思いつく人がいません。

実写化したら誰が剣心を演じるのか、そしてこの巴はいったい誰が?

映画版でも巴が泣き崩れるシーンで素顔を見せない演出だったり、わざわざ方治が清里の名前を読み上げたり、思わせぶりな演出をしているので、絶対に作るつもりだと思うのですよね。

続報でないかなぁ。

 

 この記事へのコメント

  1. やまちゃん より:

    追憶編みました!
    演出も巧なうえに、なにより脚本がよかったです。
    巴に切られにいくために必死に彼女の下へ向かう剣心。そして巴は世の真理と愛情に引き裂かれ、自らの命と引き換えに剣心を守ることを選ぶ。死に向かう二人という絶望的なクライマックスにおいて、巴の愛情が剣心に生きる決意を与え、剣心の愛情が巴に最期の心の安らぎをあたえた。悲壮な時代の壮絶な愛を描いている点でこの作品は少年漫画の域を超えていると思います。

  2. 抜刀斎 より:

    感動する。マンガとはちょっと違う感じの剣心に会える。新撰組も出てくるし最高です!見るべきアニメ1位だと思う。

  3. 抜刀斎 より:

    感動する。こんな剣心なかなか見れないと思う。ぜひともみんなに見てほしい。
    剣心の見方変わる。

  4. 日村抜刀斎 より:

    高校生でるろうに剣心追憶編を見てる人いなくて……話せないんです。
    追憶編は背景描写、音楽、ストーリー、
    全てにおいて素晴らしいです。
    巴と抜刀斎の出会うシーンは感動します。
    沖田総司、斎藤一、も出てくるので見てて
    嬉しいです。追憶編を見ると、剣心の見方変わります。追憶編を見ると、剣心のいう言葉が胸に刺さります。巴……が出てきます。追憶編はずーと私の中で神作です。
    こんなに素晴らしいアニメこれ以外に出会ったことないです。しばらくこれを超えるアニメは出てこないと思います。追憶編好きです。見てない人は見てください。

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